大相撲

2020年五月場所番付を読み解く

2020年4月27日

五月場所の番付が発表された。異例なのは
初日予定が5月24日ということである。番付
は場所を盛り上げる意味があり、あまりにも
前倒し過ぎる。もっとも本当に開催できる
のかという不安定要素をともなっている。
開催は困難という見方が支配的である。

朝乃山が大関に昇進した。ただし、負け越し
た貴景勝の風下である西大関である。こう
した実力ではなく、機械的な位置づけは栃東
からである。以前は成績重視の時期があった。
例えば昭和44年七月場所の番付である。12勝
で大関に昇進した清國は、8勝の先輩大関
琴櫻・玉乃島、9勝の北の富士をおさえて
東正大関に位置した。問題はどちらが合理的
な考え方に基づくか、である。

<新大関朝乃山>

先場所東前頭9枚目で12勝3敗の隆の勝は
東2枚目である。意外と上がらなかったと
思う方がいるかもしれない。だが、横綱・
大関戦はなかった。この点が隠岐の海、遠藤、
豊山と異なるところである。なお、阿武咲は
横綱戦一番のみである。

<隆の勝>

悩ましかったのが幕内下位ではないだろうか。
候補が目白押しである。東14枚目8勝の魁聖
は4枚上がって東10枚目とした。幕内から
十両降格候補が4人、十両から幕内に上がる
候補が6人いた。明生は幕内が17枚目しか
ない五月場所では残ることができず、これで
十両落ちは5人となった。東十両4枚目10勝
5敗の翔猿は幕内に上がれなかった。

<新入幕琴勝峰>

新入幕は琴勝峰である。幕内最年少の20歳で
ある。期待のホープ中のホープである。元
大関の照ノ富士が2年1場所かかって幕内に
復帰した。序二段から1年1場所かかった。
この間の成績は幕下以下32勝3敗、十両23勝
7敗である。これほど感慨深い再入幕は、
めったにないのではなかろうか。

<照ノ富士>

東十両12枚目9勝の白鷹山は5枚半上がって
西十両6枚目に位置した。体調が心配である。
病気をしっかり治して雄姿を見せていただき
たい。西幕下2枚目4勝で十両入りができ
なかった琴大豪は東幕下筆頭に止められた。
27歳、今度こそチャンスを生かせるか。正念
場である。納谷は幕下5枚目に位置した。
幕下7枚目に引退した豊ノ島の名前が残って
いる。先場所優勝した宇良は幕下19枚目まで
戻してきた。

新型コロナウイルスの影響で、次の場所は
いつどんなカタチで始まるのか。先の読め
ない場所は続く。

番付を後送で掲載しました。
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denkouriki

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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