大相撲

次の大関は誰

大関候補の朝乃山が大関に昇進した。その
結果、大関候補はいなくなった。一月場所
13勝した正代は三月場所8勝に終わった。
勝ち越しはりっぱだが、連続2ケタの持続
性はなかった。実力者御嶽海は碧山、隆の勝
にまともに戦って負け、がっかりさせた。
2回の優勝を大関に直結できなかった過去も
あり、期待しがたい。短期間のうちに大関が
誕生することは考えにくいのが現代大相撲で
ある。

<北の富士>

大鵬は新入幕の場所、初日から11連勝とファ
ンを驚愕させた。その場所12勝をあげた。
豊山(前名内田)も新入幕の場所12勝をあげ
た。北の富士は新入幕の場所13勝をあげ、
翌場所は小結に昇進している。このように
将来性のある力士は新入幕から活躍する傾向
があった。今新入幕でここまで目を見張る
ほど活躍する力士は見当たらない。

また、何らかの記録を引き下げて入幕する。
花田(後の大関貴ノ花)は最年少十両、最
年少入幕(当時)を達成した。輪島は幕下を
無敗で通過している。あるいは十両で15戦
全勝優勝をする。これは栃光、豊山、北の
富士、把瑠都、元小結という条件付だが栃ノ
心しか成し遂げていない。こうした記録の
面でも思いつかない。

<把瑠都>

そうなるとあとは若手に期待するしかなく
なる。そこで五月場所の予想番付に基づく
年齢番付を作成してみた。年齢は3月26日
現在である。それが以下である。

横綱に琴勝峰、琴ノ若の佐渡ヶ嶽部屋の若手
が並んだ。琴勝峰は弱冠20歳である。幕下
でも20歳以下は数えるほどしかいないのに、
その若さで幕内である。逸材もいい。下の
ころから注目されてきたホープである。琴ノ
若は祖父に琴櫻、父に琴ノ若をもつ相撲の
申し子である。時間はかかるが、この両力士
に大関の期待がかかる。

<琴ノ若>
<琴勝峰>

霧馬山は23歳である。はつらつとした相撲を
取る。どこかで化ける可能性はある。千代の
富士が投げから前褌を取って出る相撲を取る
ようになってから強さを発揮していった。
それまで大関・横綱になれるとは思っても
みなかった。十両では豊昇龍が期待できる。
まだ軽量に泣く相撲が目立つが、そこを脱却
すれば飛躍する可能性はある。

次の大関は、時間はかかるが琴勝峰、琴ノ若、
霧馬山、豊昇龍のなかから出るのではない
だろうか。

以前三月場所が中止になったとき協会の財政が
どれくらいもつか、放駒(元魁傑)理事長が
試算させたという話を聞きました。
興味深いテーマをこれからもお届けします。
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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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