大相撲

■春10日目 白鵬まさかの敗北で、優勝戦線に変化

取組的には谷間の日である。幕内中位以下
ではなぜか1敗同士の隆の勝対碧山戦さえ
ない。白鵬対阿武咲も期待できる取組では
なかった。阿武咲といえば横綱戦は2018年
一月場所の白鵬戦以来である。それくらい
長い間、阿武咲は上位から遠ざかっていた
のだ。年齢は貴景勝とほとんど変わらなく、
一時期、期待の若手であったのは遠い昔に
なっていた。

その阿武咲が久々に白鵬と対戦することに
なった。白鵬は阿武咲を軽くあしらおうと
したのだろうが、阿武咲はくずれない。体を
ぶつけて押していく。白鵬が苦しまぎれに
引くところをつけいって、押し出した。白鵬
は土俵下にふっとんだ。全勝の白鵬がよもや
の阿武咲に不覚の1敗をきっした。

これで優勝争いは面白くなった。2敗の鶴竜、
朝乃山は自力で並ぶことが可能に成った。
御嶽海は上位朝乃山、鶴竜、白鵬戦は終えて
いるだけに星をのばしていくことができる。
下位に1敗の碧山がいるが、先場所の徳勝龍
のように上位戦なき優勝は絶対にやめていた
だききたい。先場所優勝の徳勝龍は上位戦が
貴景勝のみという失態だった。それを碧山で
再び繰り返しては、優勝の権威は失われる。

熱が下がらない千代丸だったが、新型コロナ
ウイルスは陰性であった。11日目から再出場
になる。途中中止は回避できたわけで、ひと
まず安心。だが、これからのことを考えると
そうはいかない。オリンピックがどうなる
のかわからないなか、大相撲五月場所、七月
場所は果して通常開催できるのか。新型コロ
ナウイルス騒動がいつ収束に向うのか。現時
点ではまったく見通せない現実がある。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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