大相撲

続 三賞の記録

2018年10月14日

三賞各賞の最多受賞者をみていこう。殊勲賞
で初めて6回受賞したのが、高見山であった。
輪島に強かった高見山だが、6回目のときは
優勝者北の湖に勝っての受賞であった。しか
し、この記録はあっさり後輩の朝潮に抜かれ
てしまった。朝潮は殊勲所を10回受賞した。
朝潮は横綱北の湖にめっぽう強かった。この
後琴錦・安芸乃島が7回と迫ったが、及ば
なかった。10回で並んだのが魁皇であった。
殊勲賞10回が現在の最多受賞記録である。
朝
<朝潮>

最多敢闘賞はどうか。フックの花と異名を
とった福の花はまさに敢闘男で7回受賞した。
殊勲賞・技能賞はいっさいなく、敢闘賞だけ
であった。だがこの記録は魁傑にたちまち
並ばれることになる。昭和52年一月場所の
ことである。魁傑にとって大関を降格後の
敢闘賞であり、再び大関に昇進することに
なる。その後しばらくは7回が最高であった。
だが、平成8年七月場所で貴闘力が8回目の
敢闘賞を受賞して記録を更新した。貴闘力は
最終的には10回受賞して、これが最高記録と
なっている。
力
<貴闘力>

技能賞は重量級大相撲以前、常連が受賞する
傾向があった。三賞が制定されてまもない
昭和27年に栃錦がいきなり9回受賞してしま
った。栃錦は小兵であり、あらゆる技を駆使
し、動きまわって勝っていた。もろ差し名人
鶴ヶ嶺は昭和31年初場所から10年半かけて、
技能賞10回に到達した。これが最高記録で
あり、その後誰も抜くことはできなかった。
琴錦8回、栃東(子)、琴光喜、鶴竜が7回
で終わっている。なお連続では、栃錦が5場
所連続受賞している。
鶴ヶ嶺
<鶴ヶ嶺のブロマイド>

ダブル受賞の最多は豊山(前名内田)が3場
所連続で、その後誰にもできない実績をあげ
ている。すべて殊勲賞と敢闘賞である。また、
安芸ノ(乃)島が3度ある。内訳は殊勲賞・
技能賞、殊勲賞・敢闘賞、敢闘賞・技能賞と
3様の受賞になった。

三賞のトータル受賞回数は昭和41年七月場所
の鶴ヶ嶺の14回(殊勲賞2・敢闘賞2・技能
賞10)が長い間の最高記録であった。朝潮も
14回タイ(殊勲賞10・敢闘賞3・技能賞1)
で終わっている。この記録を破ったのはF1
相撲の琴錦である。最終的には(平成10年
十一月場所)、殊勲賞7回、敢闘賞3回、
技能賞8回、計18回受賞している。だが、
この記録を超えた力士がいる。安芸乃島で
ある。平成11年九月場所で19回三賞を受賞
した。殊勲賞7回、敢闘賞8回、技能賞4回
である。これが三賞トータル受賞回数の最高
記録となっている。
安芸
<安芸乃島>

相撲博物館がかつて優勝力士100人という
企画をしたことがある。優勝力士は明治の
国技館開設以降(厳密には大正14年まで、
時事新報社が幕内最高成績力士の優勝額を
国技館に掲げる制度)鶴竜が100人目にあた
るというのである。三賞はどうか。殊勲賞は
松鳳山が147人目、敢闘賞は豊山(前名小柳)
が220人目、技能賞は北勝富士が132人目に
あたる。敢闘賞受賞力士が飛び抜けている。

来月納めの十一月場所はぜひ三賞受賞力士が
でるよう活気あふれる熱戦を見せていただき
たい。
好きだった歴史番組がいつの間にか終わって
いました。

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denkouriki

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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