大相撲

貴乃花の今後

2018年10月1日

貴乃花、協会を離職。弟子及び世話人・床山
は千賀ノ浦(元隆三杉)部屋へ移籍。これが
1日の臨時理事会で承認された。運命の渦は
やはりここへ。これまで声を聞くことがなか
った八角理事長が記者会見を開いた。そこで
貴乃花と話し合う用意があったこと。高砂
一門への加入を考えていたことが知らされた。
180113初日前日 236
<八角理事長>

結局、貴乃花はすべてを自分だけで決断した。
そして周囲からの話を拒絶してきた。こう
した生き方を貴乃花らしいとかこういう方が
一人くらいいてもいいという見方がある。
しかし、手本にしにくいことは確かである。
我国には三人寄れば文殊の知恵、という聞こ
えのいい言葉がある。一人の考えには限界が
ある。また、ほかの方の話を受け入れれば
違った方向が見えてくる場合がある。

これで現職の親方で元横綱は4人しかいなく
なった。八角(元北勝海)、芝田山(元大乃
国)、伊勢ヶ濱(元旭富士)、武蔵川(元武
蔵丸)だけになった。一代年寄もいなくなっ
た。
160107奉納土俵入り 159
<貴乃花>

貴乃花は今後どう生きていくのか。相撲解説
者はどうだろうか。相撲解説というと明解さ、
相撲哲学・理念をもち、経験者しかわから
ないことを語れる、ときにはユーモアがある。
などが求められる。ゲストならともかく、
専属は簡単ではない。何よりNHKが貴乃花
をどうみているかにかかってくる。

相撲評論家はどうだろうか。評論家というと
新聞や雑誌、テレビの相撲企画番組や相撲
ニュースのコメンテーターなどがあげられる。
たまに単行本を出版するなど幅は広い。連載
をもつと強みが出る。よく口述したものを
ライターがまとめる手法があるが、これは
進歩がない。
貴乃花
<一生懸命 相撲が教えてくれた
こと 貴乃花光司著 ポプラ社刊>

貴乃花にふさわしいのは貴乃花相撲道場で
ある。門弟を募り、育成に励む。全国の学校
や道場に貴乃花相撲教室として派遣し、指導
するのもいい。相撲普及は親方時代簡単では
ないが、今後は思う存分取組める。指導は
経験が生かせるだけに適切と思われる。

政治家という途方もない職業を提案する方が
いる。政治家になって、日本相撲協会に影響
力のあるポストについて指導するというので
ある。来年は参議院選挙がある。自民党から
でるなら可能だ、というのである。しかし、
政治家はそれなりの知識がないと務まらない。
これは最も遠い道かもしれない。

貴乃花が今後どういう道を歩むのか、協会を
離れても注目は続く。

線路点検で朝は電車が動いていませんでした。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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