大相撲

問われる!稀勢の里8場所連続休場後の成績

2018年8月13日

横綱という地位をひとくくりにはできない。
ピンとキリには随分差がある。横綱中の横綱、
大横綱といういい方はあるが、別に定義が
あるわけではない。しかし、時代を築いた
横綱となるとイメージは固まってくる。その
対極にあるのが弱小横綱である。横綱として
は弱すぎる横綱である。その分類に入って
くるのが稀勢の里である。
170218稀勢牛久パレード 006
<牛久にある稀勢の里の手形の石碑>

同じ年6場所で弱かった横綱というと栃ノ海
が、あげられる。拝むように前褌を取っての
寄り。切れ味があった上手出し投げ。うまさ
は栃錦以上といわれた。栃ノ海は腰、腕の
けがで急激に力が出なくなった。栃ノ海は
横綱として優勝もしているが、昭和39年九月
場所から不成績に陥った。栃ノ海の横綱と
しての不成績が以下である。
9勝6敗
途中休場
3場所連続8勝7敗
途中休場
10勝5敗
途中休場
全休
10勝5敗
途中休場
2場所全休
場所中に引退
栃ノ海
<栃ノ海>

栃ノ海は28歳という若さで引退した。14場所
不成績ではあるが、それでも皆勤が6場所
ある。連続休場は3場所である。

千代ノ山が横綱返上問題をおこしたのは、
昭和28年春場所であった。2日目から4連敗
し、6日目から休場した。千代ノ山のふがい
ない相撲にヤジがとんでいた。なにより本人
のショックが大きかった。千代ノ山の不成績
は以下である。
4勝4敗7休
1勝5敗9休
当時は年4場所制であるが、2場所だけの
ことであった。
千代no
<千代ノ山のブロマイド>

これをみると稀勢の里の8場所連続休場が
いかに異例なことかがわかる。それを何も
いわない横綱審議委員会は普通ではない。
甘えの構造だけが浮き彫りになっているのが
現状である。貴乃花が7場所連続休場といっ
ても栄光に彩られたあとのことだった。しか
も貴乃花は7場所連続休場後で12勝3敗の
成績をあげている。

稀勢の里は現在夏の巡業中である。一昔前は
涼しい東北・北海道巡業だったが、最近は
暑い地域でけっこうおこなっている。昨年、
複数の東京巡業では力士は暑さに参っていた。
稀勢の里8場所連続休場の向こう側に何が
あるのか。答は九月場所に出される。

相変わらずネットは高いチケットが掲載
されています。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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