大相撲

年間最多勝に激変?

2016年9月4日

白鵬の休場の可能性が伝えられている。これ
が現実となると単に興行の柱を失うとか、
通算1000勝が遠のくとか、稀勢の里あるいは
日馬富士に優勝のチャンスが出てくる。という
話に留まらない。もっと大きなデメリットが
ある。それは連続の記録がストップすること
である。何の連続か。白鵬は現在、9年連続
年間最多勝中なのである。連続だけでなく
通算でも記録保持者なのである。
151122千秋楽表彰 408
<前年11月場所で年間最多勝の表彰を
受ける白鵬>
 
ちなみに次点は5連連続年間最多勝の大鵬、
北の湖、朝青龍である。回数では北の湖の
7回が続いている。白鵬が全休すると連続
年間最多勝の記録がストップする恐れが
高まることになる。

白鵬は昨年の平成27年の九月場所3敗12休の
成績だった。それでも66勝で年間最多勝を
獲得してきた。照ノ富士65勝25敗、稀勢の里
62勝28敗とフル出場でもおよばなかった。
しかし、今回全休となると前回のようなわけには
いかない。現時点で白鵬は51勝9敗。これを
追うのが横綱ではなく、47勝13敗の稀勢の里
である。日馬富士は44勝16敗である。
160724千秋楽幕内表彰 484
<七月場所千秋楽 豪栄道から貴重な12勝を
あげた稀勢の里>
 
仮に白鵬が全休して、稀勢の里が12勝をあげ
たら8勝差になる。日馬富士が13勝をあげて
も6勝差をつけられることになる。これを十一
月場所だけで挽回するのは不可能に近い。
まして稀勢の里は入門以来1回しか休場して
いない(不戦敗)のである。

白鵬はこれまで休場が少なく、それが優勝
37回や超スピードの通算1000勝目前に
つながってきた。休場となれば連続年間
最多勝は危うくなる。仮に出場できたとしても
万全でないだけに好成績は望めないかもしれ
ない。白鵬の休場あるいは不調は思いがけず、
自らの記録を脅かしている。
160723十四日目幕内 724
 <七月場所14日目 白鵬にかろうじて勝った稀勢の里>

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denkouriki

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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