2025年年間最多勝が決まった。すでに九月場所終了時点で大の里に
決定していた。あとは年間72勝以上あげられるかどうかにかかって
いた。結論からいうとそれはできなかった。


72勝は1場所平均12勝で横綱の証明であった。大の里は1勝足りな
かった。いまさらながら千秋楽の休場不戦敗は痛恨であった。年間
最多賞の表彰は師匠の二所ノ関(元稀勢の里)が代行した。

次点は入幕5場所の安青錦で56勝19敗であった。同時に関脇以下で
横綱・大関戦が最も好成績であった。横綱戦は本割3勝3敗であっ
た。ただし大の里には3戦全敗で、豊昇隆には優勝決定戦を含め4
連勝と極端である。
2026年は安青錦がどういうカタチで大の里を破るかが見所になる。
同時に2026年の年間最多賞は大の里の独走とはいかないかもしれな
い。豊昇龍も休場がなければ年間最多勝争いに加わる可能性は出て
くる。大の里の休場はマイナスに動き始めている。

伯桜鵬は関脇以下で幕内6場所勝ち越しなるか着目されたが、なら
なかった。霧島も九月場所負け越しで、5場所勝ち越しで終わった。
大の里と安青錦は入門以降勝ち越しが続いている。ストップすると
したら休場がらみになりそうである。