大相撲

稀勢の里に求められるここ一番の勝負強さ

2016年9月3日

稀勢の里…13勝4回、12勝関脇時代を含める
と2回。大関在位今度で29場所。
豊山(前名内田)13勝関脇時代を含めると4
回、12勝前頭上位、関脇時代を含めると3回。
大関在位33場所。
好成績だけを比較すると豊山(前名内田)と
稀勢の里は似ている。豊山は学生出身で
初めて大関に昇進した。それも入幕から
7場所というスピード昇進で、横綱を期待
できる逸材だった。

昭和37年九月場所。千秋楽をむかえ、横綱
大鵬、大関佐田の山、前頭2枚目豊山はそろ
って12勝2敗。豊山は本割では佐田の山に
勝ち、大鵬に負けていた。豊山は千秋楽相撲
巧者の栃ノ海に負け、優勝争いから脱落した。
その結果大鵬と佐田の山の優勝決定戦に
なり、大鵬が7回目の優勝を達成した。
豊山
<豊山>

昭和38年一月場所。千秋楽をむかえ、横綱
大鵬、関脇豊山は13勝1敗で並んでいた。
両者の直接対戦は13日目におこなわれ豊山が
勝っていた。豊山はまたしても栃ノ海に敗れ、
2敗に後退。横綱大鵬は2敗で追走する佐田
の山を退け、9回目の優勝で4連覇を成し遂
げた。

昭和38年五月場所。横綱大鵬と大関豊山は
11戦全勝同士で激突。充実した大鵬に歯が
立たず、大鵬は全勝優勝で6連覇を達成した。
同九月場所は10戦全勝同士で再び対戦。
豊山の相撲は大鵬からみればスキだらけで
あった。

こうみてくると豊山は大鵬という壁とここ一
番の勝負弱さでついに優勝できなかった。
ある意味、稀勢の里と共通点がある。

豊山を超えて、学生出身で初の横綱になった
のが輪島である。輪島は豊山ほど期待されて
いなかった。胸が薄く、相撲が小さかった
からだ。ただ、輪島は幼少のころから相撲を
取ってきた。キャリアにすれば大変な年数で
ある。相撲に必要な体、筋肉が幼少のころ
から身についていた。また1回負ければすべ
て終わりというトーナメントのキャリアも他の
学生相撲出身者より積んでいる。それだけに
勝ちにもっていく過程が実にうまかった。ここ
一番に強かった。この勝負強さが輪島を横綱
にした。
輪 島
<輪島>
 
昭和49年七月場所、横綱を目指す北の湖戦で
それはおきた。1差で追う横綱輪島が先行する
北の湖を千秋楽に、本割り・優勝決定戦で
連勝し、逆転優勝した。初代若乃花、大鵬に
続いて3例目であった。相撲アニマル輪島
だからこそなしえた。

稀勢の里にほしいのは優勝をかけた一番での
勝負強さである。しかし、これは一朝一夕に
身につくものではない。そこで考え方を変えて、
一日に4分数秒だけ集中すればいいと考え
てはどうか。集中して自分の相撲を取ることに
専念するのである。落ち着きはどうも攻撃の
鋭さを欠くし、笑顔は勝負師にふさわしくない。
稀勢の里は集中力で自己改革をはかるよう
心がけてはどうだろうか。
130324千秋楽幕内表彰 529
 <稀勢の里の突き押し>

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  • この記事を書いた人
denkouriki

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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