大相撲

稀勢の里をめぐる横綱問題

2016年9月2日

以下の力士の共通点は何か、おわかりだろ
うか。
2代西ノ海
宮城山
3代西ノ海
武蔵山
男女ノ川
安芸ノ海
前田山
東富士
吉葉山
朝潮
柏戸
栃ノ海
2代若乃花
双羽黒
北勝海
大乃国
鶴竜
横綱であることはわかる。一部を除いて優勝
回数が少なそうだ。あるいは一部を除いて
弱い横綱である。実はこれは連続優勝がない
横綱である。横綱としてだけでなく、大関時代
も含めてである。対象は明治42年6月、時事
新報社制定の優勝以降、横綱では太刀山以降
の東京横綱とした。宮城山は大阪横綱だが、
東西合併後の成績を対象とした。

なぜ、こんなものを引っ張り出したかという
と、稀勢の里の横綱問題に関係している。
九月場所、稀勢の里は優勝すれば横綱と
いうムードが一人歩きしている。少なくても
稀勢の里はたった1回の優勝、つまり連続
優勝なしで横綱昇進の可能性がありえるから
だ。しかし、大関で連続優勝なしでも横綱で
連続優勝を果たした横綱はいる。それが以下
のマーカーの横綱である。ただし、優勝回数
20回以上の横綱は別枠で掲載した。

r連続優勝1A
r連続優勝2A

これを見ると名だたる横綱の名前があがって
いる。大関時代連続優勝をしなくても、立派
に横綱を務めてきた力士だっている。北の湖
や千代の富士だってそうだ。栃錦は意外にも
横綱になって連続優勝をしていない。

130824−25ジャカルタ初日B二日目A 308
<ジャカルタの稀勢の里>

相撲のアマちゃんといえば天風のことかと思
いきや、そうではなくなっていると聞かされ
た。稀勢の里が甘い成績で横綱昇進すること
を望む方々を意味しているという。人によっ
ては優勝なしでもとか独自のゆるやかな昇進
基準で稀勢の里の横綱昇進を待望している。

稀勢の里は大関昇進のとき、甘い昇進といわ
れた。しかし、大関に昇進したら、立派に務
めているのだから、横綱でも同じように務め
るという論理がある。一理あるが、横綱と
大関では権威・責任の重さがはるかに違う。
早い話、毎場所優勝争いをし、好成績を残し
ていかなければならない。稀勢の里はマーカ
ーの横綱とは決定的に違う点がある。すでに
30歳を超えている。年6場所制では、30歳を
超えての横綱昇進及び優勝は、きわめて異例
である。

130825ジャカルタ二日目B 862
<ジャカルタの観客に手を振る稀勢の里>

稀勢の里はどんな横綱になるのか。短命横綱
だけは御免こうむりたい。横綱の中には優勝
ができなかった、あるいは1回しか優勝しな
かった横綱がいるが、これも避けたいところ
だ。4横綱の中で第3、第4横綱の位置では
存在価値は薄い。そのためには、日頃から
徹底した節制と猛稽古でのり切る以外にない。
空気を読むという厭な言葉がある。土俵の中
は赤土だけであり、勝負は純粋なものである。
その点ガチンコ稀勢の里は好感がもてるし、
その姿勢は続けてほしい。

玉の海梅吉氏は言う。横綱は一人か二人が
理想であると。さらに続ける。
勝っても、負けても、一つ一つ積み重ねられ
ていく星はみずからが納得のできる、重み、
感激のあるものでなければならないし、それ
が土俵の上にある力士の姿であり、大関、
横綱への道は、そういう、星のもとに開かれ
ていくものでなくてはいけないと思う。(これ
が大相撲だ 潮文社刊より)

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  • この記事を書いた人
denkouriki

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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