横綱日馬富士が、ここ数場所弱くなったといわれる逸ノ
城に敗れた。予想外の結果である。逸ノ城の復活の兆し
か。それとも日馬富士の衰えのあらわれか。そういえば、
30歳を越えた横綱・大関陣が目立ってきている。そこで
横綱・大関の年齢を調べてみた。それが、次である。
琴奨菊 32歳３ヶ月
日馬富士 32歳
白鵬 31歳２ヶ月
鶴竜 30歳９ヶ月
豪栄道 30歳１ケ月
稀勢の里 29歳10ヶ月
照ノ富士 24歳５ヶ月
照ノ富士以外は30歳を超えているか、迫っている。しか
も、全盛期は過ぎていると思われる力士が目立つ。これ
では、東京オリンピックまで現役でいるのが難しい。現
役でいたとしても、晩年である可能性が高い。つまり、
現在の横綱・大関陣は、力士として高齢化してきている
のである。
照ノ富士はまだ若く、他の横綱・大関とは一線を画する。
問題は横綱・大関を目指せる後に続くホープの存在であ
る。今、明日のホープをあげろというとかなり躊躇する。
どちらかというと希望的な面が大きくなる。若き日の大
鵬・柏戸のように将来大関・横綱は間違いなし、という
域まではいかない。
高齢化が、横綱・大関陣にも迫っている。迫っているだ
けではない。後に続く決定的ホープが見当たらない。こ
れが現状である。横綱・大関陣で唯一若手の照ノ富士は、
先場所負けた勢に再び負けた。３日目、満員御礼は下が
ったが、大相撲の行く末は必ずしも安閑としていられな
い。
五月場所突入！
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よしなに
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