大相撲

■夏2日目 「ホウッ」とともに消えた精彩

2016年5月10日

三月場所、1横綱2大関を倒して関脇以下で最も活躍した
のが琴勇輝である。五月場所は関脇に昇進していっそう
の活躍が期待される注目力士だった。琴勇輝といえば制
限時間後「ホウッ」と叫ぶルーティンが特徴の力士だが、
これが突如審判部から疑問視され、五月場所からできなく
なったのである。これまで力士会で、白鵬から「犬のように
吠えるな」と言われながらも続けていたが、審判部からの
お達しにはさすがにギブアップせざるをえなかった。
160508初日幕内 413
<初日碧山に敗退>
 
今までなぜ、黙認してきて突如禁止したのか。高見盛や
琴奨菊のはでな動作はよく、琴勇輝はだめなのか。声を
発すること好ましくないのか。しかし、琴勇輝は声の前
段階?として手を派手に叩く動作があったが、それも消
えてしまったのである。ルールに基づいた処理なのか。
あるいは新たにできたルールの適用なのか、定かでない。

観客は初日、2日目と琴勇輝の変わりに叫んだ。土俵上
は静かな中、琴勇輝の相撲が始まった。しかし、見ていて
どこか先場所と違う。精彩、はつらつさがないのである。
負けたから言うのではない。なにかしっくりしないなかで
相撲を取っている感じなのである。
160509二日目幕内 492
<2日目 稀勢の里にふっとばされた琴勇輝>
 
琴勇輝の事情通が答を出す。それによると琴勇輝は「ホ
ウッ」が禁止されたことに落ち込み、精神的に参ってしま
い、稽古ができない状態だという。そういえば公開された
横審の稽古総見で姿を見なかった。初日の談話では敗戦
と「ホウッ」ができなくなったことは関係ないと話していたが、
そう簡単な話ではなかったようである。

初日、2日目と連敗スタートした琴勇輝だが、先場所見せ
た威力ある突き押し相撲をの1日も早い復活が待たれる。

五月場所突入!
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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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