今日、大相撲は初日を迎えた。三月場所が終わってから
5週間と通常より、1週間短い。3横綱・4大関は危なげ
なく勝利した。注目は、先場所13勝をあげた稀勢の里で
ある。優勝待望の機運があり、期待が高まっている。対戦
なく勝利した。注目は、先場所13勝をあげた稀勢の里で
ある。優勝待望の機運があり、期待が高まっている。対戦
相手は妙義龍だが、終始落ち着いて攻め立てた。あわて
る、あせるなど精神的動揺さえしなければ、下位相手に
負ける要素はない。
<稀勢の里、妙義龍を寄り切る>
ただし、優勝即横綱とはいかない。横綱は常に優勝を争
い、安定感が求められる。11勝、10勝、9勝、13勝、
仮に今場所14勝優勝でも、5場所間に優勝わずか1回、
5場所で57勝の成績にすぎない。貴乃花は14勝優勝、11
勝、14勝優勝、11勝、15勝優勝でも横綱に昇進できなか
った。5場所間に3回優勝、5場所通算65勝をあげても
横綱になれなかった。
なお、横綱の基準である品格力量抜群とはどれくらいの
力量か。それは時代を築くほどの力量である。このこと
を付け加えておく。
もう一人注目されたのが、新十両の宇良である。筆者の
隣席は宇良の応援団が熱い声援を何度もおくっていた。
対戦相手は巨漢の天鎧鵬である。初日から難しい相手で
ある。登場した宇良を見て驚いた。ピンクのまわしである。
いかにも腰が軽く感じる。
いかにも腰が軽く感じる。
相撲は宇良がもぐったが、天鎧鵬に右上手をがっちり取
られ、土俵際投げのうち合いになる。宇良が下手投げに
いくところ、天鎧鵬が上手投げをうち返し、天鎧鵬が勝利
した。最後は上手と下手の差がでた。
した。最後は上手と下手の差がでた。
余談だが、天鎧鵬で思い出すのは、小兵隆の山である。
天鎧鵬が幕下で南といっていたとき、宇良より軽い隆の
山があの巨体をうっちゃったのである。小兵の石浦が苦
戦する十両陣。宇良をとりまく巨体との対戦はまだ、始ま
ったばかりである。
ったばかりである。
稀勢の里と宇良は初日明暗を分けた。2日目以降、土俵
はどんな展開をみせるか、一番一番目が離せない。
五月場所突入!
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よしなに
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