大相撲

稀勢の里最強大関の証明

2016年3月9日

一月場所初優勝した琴奨菊の話題が、尽きない。横綱昇
進は仮に13勝で優勝しても、直近5場所は8勝ー11勝ー
8勝-14勝-13勝で5場所54勝で、とても安定感のある
横綱は望めない。また、琴奨菊の大関26場所の成績は、
218勝148敗24休で勝率は5割6分である。1場所平均
8.4勝である。10勝以上の成績は26場所中わずか8場所
にすぎない。

63A
<平成22年十一月場所2日目 平幕時代、白鵬の連勝を63でストップした稀勢の里>

これをはるかにしのぐ大関がいる。稀勢の里である。大関
昇進は、琴奨菊が昇進した翌場所である。連続5場所の
最高成績は、10勝ー13勝-11勝-11勝-13勝で58勝で
ある。平成25年三月場所から十一月場所までの成績であ
る。また、大関の成績は258勝117敗で勝率6割9分である。
1場所平均10.3勝である。大関25場所中10勝以上は、18
場所ある。ともに琴奨菊をはるかに超えている。

130720十四日目幕内 788
<平成25年七月場所14日目
大関稀勢の里が白鵬の連勝を43でストップ>

稀勢の里の大関勝率は、15日制と系統別総当たり制の大
関三根山以降、最高である。大関勝率の次点は把瑠都と
琴風の6割5分8厘である。1場所平均9.9勝である。つま
り大関の責任勝ち星10勝以上をあげているのは、稀勢の
里ただ一人なのである。

150123十三日目幕内 1043
<平成27年一月場所13日目 もつれた稀勢の里対白鵬戦>

大関昇進直前だけ成績がよくて、大関になったとたん1ケ
タ勝利が目立つ大関が多い。これを「大関の法則」という。
これは、けしていい意味で使用していない、ということは
おわかりいただけると思う。大関の歴史は弱さの歴史で
ある。そのなかで唯一大関合格なのが、稀勢の里である。
稀勢の里こそ最強の大関であることは、証明された。あと
は初優勝を成し遂げることである。

三月場所まであとわずか。味深いテーマを記していきます。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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