七月場所悲観的な材料が露呈した15日間であった。それ
は期待に反して逸ノ城が4勝11敗と惨敗したことである。
これは単に一個人の敗退ではすまない要因をはらんでい
る。大関候補がついに消滅してしまったのである。明日
のホープが壊滅的状態なのである。
<逸ノ城、佐田の海に敗れる>
現在の横綱の年齢は白鵬30歳、鶴竜30歳、日馬富士31歳
と若くてこれからまだまだ成長し、強くなる域を超えて
いる。もっとも、横綱は候補として照ノ富士が控えてい
るから心配はない。
問題は大関候補である。いずれ横綱になる照ノ富士は別
にすると、現在の大関の年齢は稀勢の里29歳、豪栄道29
歳、琴奨菊31歳とこちらも高齢化?が進んでいる。勢い
のある大関がほしいところである。
現在幕内に25歳以下の若手は逸ノ城、高安、大砂嵐、遠
藤、琴勇輝、千代鳳、千代丸、今度入幕が予想される大
栄翔がいる。意外と少ない。この中で大関が期待できる
力士がいるだろうか。遠藤は人気はあるが、いまだに横
綱・大関と対戦する上位で勝ち越せないでいる。大砂嵐
にしても上位戦はこれまでたった1回しかない。琴勇輝
は横綱・大関戦さえいまだない。これでは期待のしよう
がない。
<遠藤>
大関候補は逸ノ城の後退によってゼロの状態である。大
麒麟が大関に昇進したとき、上がるべき者はみんなあが
ったと言われた。それでも期待の若手として角界のプリ
ンス貴ノ花、蔵前の星輪島、押し一筋の大受などが台頭
していた。今はそれほど騒がれている若手がいるとは言
い難い状況である。日は再び昇るのだろうか。
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