大相撲

十両昇進までの幕下所要場所数

2015年8月16日

五月場所の千秋楽、熱心でかわいらしい栃ノ心ファンに
今度幕下時代の写真を進呈するということを約束した。
今まで栃ノ心のざんばら髪時代、新十両、幕内時代は渡
してきていた。調べてみると栃ノ心は幕下を6場所で通
過して十両に昇進するというスピード出世であったこと
がわかった。

0703七日目幕下 041玉鷲
<玉鷲対栃ノ心 2007年3月幕下時代>

三段目まではすいすいと出世できても、壁となるのが
幕下時代である。幕下となると相撲も体もある程度でき
あがっている。勢なんか幕下時代が長く十両に上がれる
のかと見通しがまるで立たなかったほどである。そこで
現役力士の幕下所要場所数を調べてみた。

130520九日目幕内 753若三勝
<若三勝(後の照ノ富士)を寄り立てる大砂嵐
2013年五月場所幕下>

対象は七月場所の幕内力士とした。幕下に昇進して三段
目に陥落落した場合、三段目も場所数としてカウントし
た。十両昇進後に幕下に転落した場合はカウントはしな
いこととした。また幕下の途中からの付出しの逸ノ城、
妙義龍、豪風、遠藤、千代大龍は除外した。
表1
幕下昇進後、2年以内に十両に昇進したのが上記である。
大砂嵐の3場所は驚異的である。栃煌山・嘉風のように
学生のとき相撲経験があった力士、白鵬・稀勢の里のよ
うに横綱・大関に昇進した力士などが幕下突破スピード
組に名を連ねている。
表2
逆に苦労したのがケガのためなど再十両まで時間を要し
た阿夢露、里山である。鏡桜は幕下だけでなく、三段目
以下も長い苦労人である。勢の幕下所要場所数32場所、
5年2場所は阿夢露・北太樹をおさえて現役幕内最長記
録である。その勢はいまや幕内に定着するだけでなく人
気力士、歌のうまい力士として存在感を増している。
141106九州前夜祭続 067
 <歌う勢>


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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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