七月場所の新大関照ノ富士は11勝4敗の成績に終わった。
並みの大関ならよくやったと言えるが、横綱を目指す大
関としては物足りない成績だった。横綱2人と対戦して
2敗はいただけない。これでは横綱に手も足もでなかっ
たことになる。次に大関の実力がない豪栄道、琴奨菊に
負けてはいけない。彼らに負けることは取りこぼしと同
じである。
そのために技術的課題は多い。まず、脇が甘すぎる。相
撲は自分が力を出せる体勢をつくり、相手に不十分の体
勢にするのが鉄則である。しかし、今の照ノ富士は逆の
状態である。これでは相撲は苦戦するし、負ける可能性
が高くなる。中でも第一人者の白鵬を倒すことを最大の
目標にすべきである。白鵬に勝利しない限り優勝はでき
ない。横綱の最大の近道は連続優勝することである。
大鵬が第一人者であったときは連続優勝した大関はいな
かった。大鵬の晩年に北の富士が連続優勝して横綱に昇
進した。千代の富士が第一人者のときはなかなか連続優
勝ができなかった旭富士がついに千代の富士をねじ伏せ
連続優勝を達成した。白鵬が第一人者のとき、日馬富士
が大熱戦を制して連続全勝優勝を達成した。
<照ノ富士、白鵬に完敗>
それでは照ノ富士はいつ連続優勝できるか。照ノ富士は
一時的に白鵬に勝利するのではなく、覇者交代を成し遂
げるつもりで稽古しなければ横綱になっても苦労する。
日馬富士、鶴竜が優勝できずに苦しんでいる現状をみれ
ば照ノ富士はそこまでいかなければならない。双葉山は
6連敗していた横綱玉錦に勝ったとき初優勝した。その
後玉錦に3連勝して、玉錦はついに優勝はできなかった。
照ノ富士の横綱は1年以内に達成することが大横綱への
道である。元横綱の安芸ノ海は言う「横綱は平幕の20倍
稽古した」
道である。元横綱の安芸ノ海は言う「横綱は平幕の20倍
稽古した」
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