大相撲

七月場所総評

2015年7月29日

★優勝争いについて
栃煌山が両横綱を倒した段階で3つ巴になるかなと思っ
たが、連敗してあっさり脱落してしまった。照ノ富士が
両横綱に連敗したのもいただけなかった。結局は1敗白
鵬と2敗鶴竜の争いとなったが、白鵬がリードしている
カタチでは結果は見えていた。栃煌山か照ノ富士がもう
1つ奮起していればもっと盛り上がった。
150726千秋楽表彰 032
<白鵬35回目の優勝>
 
★白鵬の相撲内容は曇天のち晴れ、さらに快晴
初日宝富士戦、2日目高安戦は大苦戦。ひたすら耐えて
勝つ一戦だった。その後徐々に修正し、調子をあげてい
った。栃煌山戦ははずみ負けだった。先場所負けた豪栄
道・稀勢の里戦は寄せ付けなかった。腰のかまえは万全
で、先場所の失敗を繰り返さなかった。照ノ富士戦は相
手の力を封じ、鶴竜戦はあわてず、ここぞというときに
勝負に出た。曇天のち晴れ、さらに快晴が白鵬の相撲内
容だ。

★休場明け鶴竜健闘
2場所連続休場の後というとどうしても不安がつきまと
う。その中で終始引き技、土俵をまわりこむといったシ
ーンが少しもなかった。自分有利に組み大きい相手に対
し果敢に攻めた。優勝次点の12勝はよくやったといって
いい。
150723十二日目幕内 161
<鶴竜>
 
★物足りない新大関照ノ富士
照ノ富士は横綱になれる大関である。それだけに平凡な
成績11勝で終わってほしくなかった。関脇以下に負けな
しだが、同じ大関で大関の実力がない豪栄道、琴奨菊に
は絶対負けてはいけない。自分十分、相手不十分の相撲を
増やさないと大成しない。
150726千秋楽幕内 783
<照ノ富士、琴奨菊に敗れる>
 
★豪栄道・琴奨菊は大関の実力は微塵もない
豪栄道は大関6場所連続2ケタなし。琴奨菊は現在6場
所連続2ケタなし。そのうち2場所は負け越しである。
優勝争いがまるでできない大関はいらない。大関の給料
を払っている協会は無駄な支出になっている。
150723十二日目幕内 036
<豪栄道と琴奨菊>
 
★関脇栃煌山・逸ノ城が明暗分ける
栃煌山が両横綱を倒し、大活躍。当然殊勲賞受賞となっ
た。惜しむらくは優勝戦線にいたとき堅くなって豪栄道・
隠岐の海に連敗したことである。
逸ノ城は重症である。こらえられない、攻めに鋭さがな
い、戦う姿勢が見えない、これでは勝てるわけがない。
どこか思わしくないところがあるなら徹底的に修復すべ
きである。 

150726千秋楽表彰 398
<殊勲賞の栃煌山>

★ベテラン旭天鵬の最終場所
旭天鵬の最終場所になるとは場所前は想像できなかった。
寂しいが、いつかは来る道。力士人生お疲れ様でした。
20120520千秋楽表彰 040
<2012年五月場所最年長で優勝した旭天鵬>
 
★場所の採点
またしても技能賞なしだが、何か技能賞に固定観念があ
るように思えてならない。押しの技能、突きの技能があっ
てもおかしくない。上記+技能賞該当なし。さらに満員御
礼15回が加わり75点。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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