★勝率7割の三重ノ海、皆勤14場所のガチンコ大乃国はランク外
順序は逆になるが、候補から外れる横綱に触れる。まず
全勝を含む2場所連続優勝、勝率7割台の三重ノ海を
はずしたい。難点は短命だが、他の横綱より抜きにでて
いる。双羽黒は勝率、出場率の数字は他の横綱よりいいが、
優勝が0というのが気になる。同時に体力的要因では
なく、親方との確執・トラブルでやめていったのも引っか
かる。ほかに皆勤14場所(2年2場所)で勝率が実質
3位(安芸ノ海は東西制での勝率)のガチンコ力士大乃国
を除外することにした。男女ノ川も年2場所制において
皆勤場所数、出場率はいいが、勝率が大乃国とは差が
あるため及ばなかった。
★負け越し前田山、皆勤1場所の武蔵山が1、2位争い
圧倒的に数値が悪いのが武蔵山と前田山である。武蔵山は
横綱勝率5割、横綱在位8場所中、全休5場所、途中
休場2場所で皆勤場所はわずか1場所である。昭和6年
大阪場所で沖ツ海との一番で破壊された右腕は骨折と
脱臼のため大関になってからも後遺症を引きずっていた。
それでも昭和10年春場所当時の第一人者玉錦をやぶり
8勝2敗1分、翌場所9勝2敗で横綱に昇進するも、
右腕の疾患が再発し、満足に土俵を務めることさえでき
なくなった。優勝は小結のときに1回。
前田山は張り手旋風で横綱双葉山・大関羽黒山の強豪を
撃破し、殺気あふれる相撲をとった。前田山も横綱に
なってからは9勝6敗という体たらく。昭和24年の大阪
場所を途中休場中、日米野球を観戦に行き、不謹慎と
いうことで引退させられた。横綱勝率4割台は前代未聞。
入幕から5場所目に大関昇進。大関を9年と長期間務めて
横綱に昇進した。優勝は大関時代に1回。
<武蔵山のブロマイド>
横綱ワースト1は武蔵山、前田山、はっきりいって
どちらがなっても不思議ではない。あえて順位をつける
としたら休場が多すぎ、満足に土俵にあがれなかった
武蔵山を1位にあげる。差がなく2位が前田山である。
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