大相撲

横綱ワースト10 3

2015年7月20日

★勝率7割の三重ノ海、皆勤14場所のガチンコ大乃国はランク外

順序は逆になるが、候補から外れる横綱に触れる。まず
全勝を含む2場所連続優勝、勝率7割台の三重ノ海を
はずしたい。難点は短命だが、他の横綱より抜きにでて
いる。双羽黒は勝率、出場率の数字は他の横綱よりいいが、
優勝が0というのが気になる。同時に体力的要因では
なく、親方との確執・トラブルでやめていったのも引っか
かる。ほかに皆勤14場所(2年2場所)で勝率が実質
3位(安芸ノ海は東西制での勝率)のガチンコ力士大乃国
を除外することにした。男女ノ川も年2場所制において
皆勤場所数、出場率はいいが、勝率が大乃国とは差が
あるため及ばなかった。

★負け越し前田山、皆勤1場所の武蔵山が1、2位争い

圧倒的に数値が悪いのが武蔵山と前田山である。武蔵山は
横綱勝率5割、横綱在位8場所中、全休5場所、途中
休場2場所で皆勤場所はわずか1場所である。昭和6年
大阪場所で沖ツ海との一番で破壊された右腕は骨折と
脱臼のため大関になってからも後遺症を引きずっていた。
それでも昭和10年春場所当時の第一人者玉錦をやぶり
8勝2敗1分、翌場所9勝2敗で横綱に昇進するも、
右腕の疾患が再発し、満足に土俵を務めることさえでき
なくなった。優勝は小結のときに1回。

前田山は張り手旋風で横綱双葉山・大関羽黒山の強豪を
撃破し、殺気あふれる相撲をとった。前田山も横綱に
なってからは9勝6敗という体たらく。昭和24年の大阪
場所を途中休場中、日米野球を観戦に行き、不謹慎と
いうことで引退させられた。横綱勝率4割台は前代未聞。
入幕から5場所目に大関昇進。大関を9年と長期間務めて
横綱に昇進した。優勝は大関時代に1回。
武蔵 
<武蔵山のブロマイド>
 
横綱ワースト1は武蔵山、前田山、はっきりいって
どちらがなっても不思議ではない。あえて順位をつける
としたら休場が多すぎ、満足に土俵にあがれなかった
武蔵山を1位にあげる。差がなく2位が前田山である。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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