大相撲

■名古屋2日目 最強が崩れるとき

2015年7月13日

白鵬対高安戦は熱戦と言うより白鵬が上手を引けず、
大苦戦に陥った。相撲はほとんど秒単位で勝負がつくが、
こと白鵬に関してはこれがまるであてはまらない。分
単位の戦いが続いている。原因は白鵬が十分になれず、
忍ぶ戦い方をしているからである。

150713二日目幕内 1060
<高安-白鵬>

白鵬と言えば反応の速さが持ち味の力士である。体勢が
十分なら勝機を逃さず鋭い攻めが出、不利な体勢なら
時間を与えず、いい体勢へ切り換えるのが特徴だった。
それが今場所はいまだ見られない。重症である。

これをどうみるか。白鵬の急激な衰えか。歯車の故障か。
たった2日間だけでは材料不足か。いずれによ、白鵬が
横綱になってから今まで見せたことのない相撲である。
4敗した先場所でさえない。これが続くとしたら白鵬は
誰と対戦しても大熱戦になってしまう。そして熱戦は
確実にスタミナを奪っていく。15日間を乗り切れない
事態へと進んでしまう。

150712初日幕内 1052
<初日 宝富士-白鵬>

今日から日馬富士は休場。大関は優勝争いを期待できない。

鶴竜は本調子ではない。これで白鵬が崩れるようなことが
あると優勝争いは混迷状態になってしまう恐れがあある。
そうなったとき、わずかな救いは照ノ富士だけになる。
彼が勝ち進むことを期待するしかなくなる。

白鵬のひたすら耐え忍ぶ相撲は大鵬、千代の富士の晩年
でさえなかった相撲である。再びこのような相撲を取る
ことがあったら、それは白鵬の最強が崩壊するときである。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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