大相撲

七月場所の3大関はどこまでやるか

2015年7月8日

2014年の七月場所、琴奨菊は白鵬と並んで2敗で千秋楽を
迎えた。豪栄道は12勝をあげて大関昇進が決定した。
あれから1年様相は一変した。両大関は大関としての
存在感を示せないでいる。琴奨菊はカド番を3場所に
1回迎えている。豪栄道は勝ち越しすれすれの成績が
精いっぱいの印象である。稀勢の里を含めた3大関は
これまでどんな実績を重ねてきたかみてみる。
3大関
3人に共通しているのは優勝がないことである。優勝
争いも少ない。稀勢の里が21場所中3回が最多だが、
1年に1回も優勝争いができていない数字である。ほかの
2人は優勝争いに関しては論外である。琴奨菊は大関
22場所、稀勢の里は21場所である。大関が長いといわれた
佐田の山が17場所だったことを考えるとはるかに超えて
いる。なおかつ琴奨菊31歳、稀勢の里・豪栄道29歳と
成長を望める年齢は超えてしまった。
140727千秋楽幕内 1102
<2014年七月場所千秋楽 豪栄道対琴奨菊>
 
新大関照ノ富士は成長途上であり、横綱の可能性を秘めて
いる。それに対して大関としての存在価値を示せないで
いるのが3大関の実情である。大関は優勝争いをして
時には横綱以上の存在価値を示す地位である。

ただ、稀勢の里は昭和・平成の大関と比較しても勝率が
いい。上位が総崩れになって優勝ラインが下がったとき、
ワンチャンスを生かして優勝することは可能だ。問題は
稀勢の里の精神面でここ一番に弱い点だ。優勝してくれと
期待されながらついに優勝できなかったのが豊山である。
稀勢の里が歩む道は豊山か1回のチャンスで優勝した
北葉山か。七月場所は近づいている。
150523十四日目幕内 841
<五月場所 白鵬を倒した稀勢の里>

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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