3大関敗退でも「荒れる春場所」とはいわない。寂しい話
だがこれが今の大関の現実である。琴奨菊、豪栄道が
珍しく初日から4連勝できているといっても、過去琴奨菊
は大関20場所中たった1回しか優勝争いをしていない。
豪栄道にいたっては大関通算成績が21勝24敗である。
期待しろといってもできないのが実情なのである。稀勢の
里にいたっては2勝3敗と黒星先行である。
白鵬はますます調子をあげてきた。力をつけてきている
宝富士を一方的に退けた。白鵬にとってこれまで対戦
回数が多く、奇襲のない大関のほうが取りなれている。
危険な相手稀勢の里は本調子ではない。昨年は白鵬に
3勝した豪栄道もそのころの勢いがない。これでは
優勝は白鵬独走になりかねない。白鵬にしても審判クレ
ーム問題が原因による記者との軋轢で優勝を逃したら
何を書かれるかわからないだけに意地でも優勝という
面はある。
白鵬を打倒できる力士はいるか。関脇以下で上位で勝ち
越しの実績があり、三役経験者となると若手最有望株の
照ノ富士である。三月場所注目の取り組みで白鵬-照ノ
富士戦をこう書いた。遠藤が上位で勝てず、大砂嵐が
相撲を悪くして上位に浮上できない今、期待は照ノ富士に
かかっている。白鵬の壁を超えられるか。勝機は離れて
取るか相手に上手を与えない体勢をつくればチャンスで
ある、と。三月場所、照ノ富士はいっそう力をつけて
きている。順当にいけば11日目で両者が激突する。
もう一人、安美錦が面白い。安美錦がこのまま勝ち進めば
あるいは白鵬戦もありうる。安美錦は勝負が決まるまで
何を仕掛けてくるかわからない。まさに要注意力士である。
白鵬にストップをかける力士は出るか、大相撲は中盤戦に
突入する。
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