大相撲

■春5日目 3大関全敗で白鵬独走か

2015年3月12日

3大関敗退でも「荒れる春場所」とはいわない。寂しい話
だがこれが今の大関の現実である。琴奨菊、豪栄道が
珍しく初日から4連勝できているといっても、過去琴奨菊
は大関20場所中たった1回しか優勝争いをしていない。
豪栄道にいたっては大関通算成績が21勝24敗である。
期待しろといってもできないのが実情なのである。稀勢の
里にいたっては2勝3敗と黒星先行である。

150312五日目幕内 1085
<玉鷲、豪栄道から勝利>

白鵬はますます調子をあげてきた。力をつけてきている
宝富士を一方的に退けた。白鵬にとってこれまで対戦
回数が多く、奇襲のない大関のほうが取りなれている。
危険な相手稀勢の里は本調子ではない。昨年は白鵬に
3勝した豪栄道もそのころの勢いがない。これでは
優勝は白鵬独走になりかねない。白鵬にしても審判クレ
ーム問題が原因による記者との軋轢で優勝を逃したら
何を書かれるかわからないだけに意地でも優勝という
面はある。

150312五日目幕内 1241
<白鵬対宝富士>

白鵬を打倒できる力士はいるか。関脇以下で上位で勝ち
越しの実績があり、三役経験者となると若手最有望株の
照ノ富士である。三月場所注目の取り組みで白鵬-照ノ
富士戦をこう書いた。遠藤が上位で勝てず、大砂嵐が
相撲を悪くして上位に浮上できない今、期待は照ノ富士に
かかっている。白鵬の壁を超えられるか。勝機は離れて
取るか相手に上手を与えない体勢をつくればチャンスで
ある、と。三月場所、照ノ富士はいっそう力をつけて
きている。順当にいけば11日目で両者が激突する。

もう一人、安美錦が面白い。安美錦がこのまま勝ち進めば
あるいは白鵬戦もありうる。安美錦は勝負が決まるまで
何を仕掛けてくるかわからない。まさに要注意力士である。
白鵬にストップをかける力士は出るか、大相撲は中盤戦に
突入する。

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  • この記事を書いた人
denkouriki

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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