朝青龍がいたときはお騒がせ横綱として彼は悪役扱い
され、それに対して白鵬は正統な横綱扱いにしてきた
節がある。それが白鵬の審判クレーム問題で急変して
白鵬をたたき始めた。この問題に関して記者の質問に
対して背を向ける白鵬は平常心で相撲が取れるのか、
というのが今場所の見どころであった。白鵬はこの日、
実力者栃煌山を寄せ付けず、相手をよく見てさばいた。
まだ、3日間だが、白鵬の心理はそんなやわなものでは
ない、という印象である。日本人の尺度はモンゴル魂には
あてはまらないのかもしれない。
優勝回数新記録の白鵬は現在5連覇中である。この点が
単発優勝で31回目、32回目の優勝した大鵬と違う点である。
しかし、このまま白鵬の独占優勝になっても変化に乏しい。
何か突破口はないか。白鵬は過去3連覇、3連覇、7連覇、
4連覇を達成している。そのときは連覇はどういう形で
ストップしたのか。
最初の3連覇は朝青龍が夏の巡業を休場しておきながら
モンゴルでサッカーをして、出場停止2場所の処分を
受けている間に白鵬が2場所連続優勝した。朝青龍復帰後
相星決戦で白鵬は3連覇を達成した。翌場所も朝青龍と
白鵬の相星決戦だったが、今度は朝青龍が優勝した。
2度目の3連覇後は朝青龍が白鵬に1差をつけ千秋楽を
むかえた。本割で白鵬が勝つも決定戦は朝青龍が勝って
優勝した。ここまでは先輩横綱で20回以上優勝している
朝青龍が白鵬の強敵となり、壁となってきたと言える。
7連覇後はすでに朝青龍は引退していて白鵬は一人横綱で
あった。その白鵬に立ちふさがったのが日馬富士である。
日馬富士は大関だったが初日から好調で13連勝、白鵬は
1敗で14日目に両力士は激突した。この大一番を制した
のは日馬富士で2度目の優勝を達成した。
白鵬の4連覇ストップは白鵬、日馬富士の相星決戦となり、
横綱日馬富士が勝って6度目の優勝を達成した。
白鵬の連覇は朝青龍と日馬富士によってストップしている
ことがわかる。すでに朝青龍はいない。日馬富士の場合は
白鵬に先行するか、相星でぶつかり直接対決をものにする
ことが条件である。いずれにせよ白鵬の連覇をストップ
するカギは日馬富士が握っていることになる。
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