大相撲

2015年はどうなる 下がる大関の価値

2015年1月10日

2015年はどうなるのテーマの最後が大関である。明日の
ホープより後回しなのである。そこに大関の価値が下がっ
ている現状が垣間見ることができる。

2014年の大関陣の成績

大関   成績   10勝以上 優勝争い
稀勢の里 58勝12敗  2     1      
琴奨菊  49勝41敗  1     1 
豪栄道  13勝17敗  0     0

もはや何もいうことはない。特別な地位大関として失格で
ある。せいぜい三役定着程度の成績である。

人によってはいまだ稀勢の里に横綱の期待を抱く方が
いるがほど遠い成績である。1場所平均10勝にあたる
年間60勝さえ達成できないでいる。大関時代が長いと
いわれた佐田の山でさえ18場所目には横綱に昇進して
いる。稀勢の里は一月場所で大関19場所目である。
稀勢の里の横綱は当分ない、が結論である。
150110初日前日 185
<豪栄道と稀勢の里>
 
琴奨菊は2014年七月場所の12勝が最初で最後?の
優勝争いになりかねない。全盛期は過ぎた印象である。
つぼに入れば強さを発揮する反面、はずされたり、残され
たらもろさを露呈する。カド番は大関19場所で4回目である。
琴奨菊の全盛期は大関直前の関脇時代がもっとも充実
していたといえる。
150110初日前日 161
<琴奨菊>
 
豪栄道は大関2場所しか経験していないが、大関で
なかったら、一月場所は前頭に転落している。大関
昇進時は優勝を狙うとか横綱を目指してほしいという
声があったが、むなしく聞こえる。大関としてのスタート
直後をくじかれたカタチとなったが、これを挽回するのは
容易ではない。

そもそも大関は地位に恥じないだけの稽古をしている
のだろうか。大関にふさわしい稽古をしない限り、大関の
地位にふさわしい成績は残せない。2015年の大関陣は
そう大きな期待はできないが結論である。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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