大相撲

大相撲観客数を検証

2014年12月28日

今年(2014年)の大相撲人気は九月場所14回満員御礼に
象徴されるようにどの場所も人気が高かった。去年の
九月場所以来好調が続いている。きっかけは遠藤人気
だった。十両1場所で突破した遠藤に新しい英雄を求
めた。四股は足が高く上がり、相撲はあきらめないねばり
をみせた。今年の九月場所では新入幕の逸ノ城が2横綱・
2大関と対戦して3勝1敗で優勝次点の13勝をあげ一躍
時の人となった。今年の以下の観客数を前年と比較して
検証する。

場所  2014年計 1日平均 2013年計 1日平均
一月場所 132292  8819   122794  8186
三月場所  97060  6471     93900   6260
五月場所 139967  9331    120522  8035
七月場所 98700  6580     86500    5767
九月場所 151122 10075    127427  8495
十一月場所82577  5505   71444  4763

東京場所はこれまで一月場所が一番人気だったがこの
見方が崩れてきている。観客数は2013年も今年も九月
場所が最高である。特に今年の九月場所は1日平均1万
人を超える脅威の数字をあげている。祝日が2日あった
点も有利に働いた。なおかつ土日のあとの火曜が祝日
だったため月曜に有給休暇をとった方がけっこういた
ことがさらにプラスになった。東京3場所は前年比15%増
という上々の数字をあげた。
●140517七日目力士入場 153
<東京場所 五月>
 
地方場所の収容人員は大阪府立体育館が7300人強、愛知県
体育館が7500人、福岡国際センターが6980人強である。
会場の収容人員数が多い順に観客が入った。三月場所は
前年比3%増、七月場所は14%増、十一月場所は16%増と
観客数をのばした。三月場所は貴乃花親方がてこいれして
去年から好調続きと見たほうが正解だと思う。
●141116八日目幕内 001
<福岡国際センター>
 
続く2015年の一月場所は今年の九月場所を上回るのでは
と筆者は肌で感じている。反面人気は去るのもあっという
間である。2015年はどういう観客数になるか。今から
注目している。

 

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denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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