今年(2014年)の大相撲人気は九月場所14回満員御礼に
象徴されるようにどの場所も人気が高かった。去年の
九月場所以来好調が続いている。きっかけは遠藤人気
だった。十両1場所で突破した遠藤に新しい英雄を求
めた。四股は足が高く上がり、相撲はあきらめないねばり
をみせた。今年の九月場所では新入幕の逸ノ城が2横綱・
2大関と対戦して3勝1敗で優勝次点の13勝をあげ一躍
時の人となった。今年の以下の観客数を前年と比較して
検証する。
場所 2014年計 1日平均 2013年計 1日平均
一月場所 132292 8819 122794 8186
三月場所 97060 6471 93900 6260
五月場所 139967 9331 120522 8035
七月場所 98700 6580 86500 5767
九月場所 151122 10075 127427 8495
十一月場所82577 5505 71444 4763
東京場所はこれまで一月場所が一番人気だったがこの
見方が崩れてきている。観客数は2013年も今年も九月
場所が最高である。特に今年の九月場所は1日平均1万
人を超える脅威の数字をあげている。祝日が2日あった
点も有利に働いた。なおかつ土日のあとの火曜が祝日
だったため月曜に有給休暇をとった方がけっこういた
ことがさらにプラスになった。東京3場所は前年比15%増
という上々の数字をあげた。
地方場所の収容人員は大阪府立体育館が7300人強、愛知県
体育館が7500人、福岡国際センターが6980人強である。
会場の収容人員数が多い順に観客が入った。三月場所は
前年比3%増、七月場所は14%増、十一月場所は16%増と
観客数をのばした。三月場所は貴乃花親方がてこいれして
去年から好調続きと見たほうが正解だと思う。
観客数をのばした。三月場所は貴乃花親方がてこいれして
去年から好調続きと見たほうが正解だと思う。
続く2015年の一月場所は今年の九月場所を上回るのでは
と筆者は肌で感じている。反面人気は去るのもあっという
間である。2015年はどういう観客数になるか。今から
注目している。