今年の大相撲6場所は十一月場所で幕を閉じた。2014年の
幕内総点検する。この1年間幕内に在位した力士は56人
である。そのうち幕内に6場所在位したのは白鵬をはじめ
28人。そのなかでフル出場したのは20人である。6場所
勝ち越したのは白鵬と鶴竜のわずか2人である。年間勝ち
越しは9人、五分は4人である。各力士の年間成績は以下
となった。
※表示がないのは6場所在位
白鵬 81勝9敗
鶴竜 71勝19敗
稀勢の里58勝32敗
豪栄道 53勝37敗
栃煌山 51勝32敗7休
琴奨菊 49勝41敗
高安 48勝42敗
日馬富士47勝18敗25休
碧山 47勝43敗
勢 45勝45敗
宝富士 45勝45敗
遠藤 45勝45敗
大砂嵐 45勝39敗6休
嘉風 44勝43敗3休
千代鳳 44勝46敗
安美錦 43勝47敗
旭天鵬 42勝48敗
魁聖 42勝48敗
豊ノ島 41勝44敗5休
隠岐の海 41勝48敗1休
豊響 40勝50敗
照ノ富士 40勝35敗 5場所
豪風 39勝51敗
松鳳山 39勝51敗
玉鷲 39勝51敗
常幸龍 39勝36敗 5場所
北太樹 38勝52敗
千代大龍 37勝49敗4休
妙義龍 36勝28敗26休
旭秀鵬 36勝39敗 5場所
栃乃若 34勝56敗
千代丸 33勝42敗 5場所
徳勝龍 31勝44敗 5場所
蒼国来 31勝29敗 4場所
佐田の海 31勝29敗 4場所
貴ノ岩 30勝45敗 5場所
荒鷲 30勝30敗 4場所
臥牙丸 26勝34敗 4場所
時天空 24勝36敗 4場所
鏡桜 23勝37敗 4場所
逸ノ城 21勝9敗 2場所
舛ノ山 19勝26敗 3場所
東龍 13勝17敗15休3場所
佐田の富士12勝33敗3場所
里山 11勝19敗 2場所
栃ノ心 11勝4敗 1場所
豊真将 10勝11敗39休4場所
琴欧洲 9勝17敗引退
琴勇輝 8勝7敗15休2場所
誉富士 8勝7敗 1場所
富士東 5勝10敗15休2場所
若の里 5勝10敗 1場所
阿夢露 5勝10敗 1場所
天鎧鵬 3勝8敗4休 1場所
翔天狼 2勝13敗 1場所
千代の国 0勝2敗13休1場所
白鵬が圧倒的な力で年間最多勝を8年連続獲得。優勝も
5回とほぼ独占した。2位は鶴竜の71勝。今年は横綱に
昇進したが、横綱優勝は来年以降に持ち越した。関脇
以下では栃煌山が51勝をあげた。三役4場所、横綱・
大関と当たる地位で4場所勝ち越しと関脇以下最強の
実力を示した。ただ、三賞には直結しなかった。
三賞を2回取ったのは大関に昇進した豪栄道を別にすると
高安の敢闘賞・殊勲賞、逸ノ城が殊勲・敢闘賞を受賞と
2つ獲得した。人気の遠藤は45勝45敗と五分で終わった。
上位では負け越し、中位で勝ち越しの繰り返しの1年
だった。三賞は敢闘賞が1回だった。碧山、宝富士は
現在上位で2場所連続勝ち越し中で、実力をつけてきた。
今年の大相撲は終わったが、すでに来年に向けて力士は
動き出している。どんな土俵を見せるか、誰が抜け出すか。
歴史の歯車はスピーディにまわり続けている。
◆お知らせ
福岡初日から福岡9日目まで画像が入りました。ご覧
いただければ幸いです。