大相撲

過去にあった大関画期的発言

2014年11月28日

十一月場所は琴奨菊6勝、豪栄道5勝と大関は散々だった。
11勝をあげた稀勢の里にしても今年1年間は58勝32敗と
1場所あたり9.7勝にすぎない。これまで大関のことは
様々書いてきたが、つける薬はないと呆然せざるを得な
かった。

ところが、2012年五月場所後に画期的発言があったので
ある。発言したのは横審の鶴田委員長(当時)である。
「大関は10勝あげられなければ関脇に落とす」という
ものだ。メディアでさえこうしたことはどこも提案して
こなかった。
無題2
<鶴田氏>
 
以前は9勝6敗の大関をクンロク大関と揶揄した時代が
あったが、それさえも消えた。今年は大関は14場所あった
が、優勝にからんだのは稀勢の里の五月場所、琴奨菊の
七月場所だけである。

現状の大関は昇進前だけそこそこの成績で上がってしまえ
ばその後の成績は1ケタ勝利が多すぎる。これは横綱の
日馬富士・鶴竜も例外ではない。
無題

それならば鶴田発言を受け入れざるを得ないのではな
いか。大関がいなくなるというご意見に対して一言。
横綱は品格力量抜群の者に限定すればいい。2場所連続
優勝程度で昇進させなければ大関が消えることはない。

今こそ鶴田発言に耳を傾けるべきときである。

 

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denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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