大相撲

スーパー新入幕力士の2場所目

2014年10月31日

逸ノ城の注目度は半端でない。番付発表でスポーツ紙の
1面あるいは裏1面を飾るのだから並の関脇ではない。
しかし、強豪力士は今度はそうはいくかいとばかりに
対抗策を練ってくる。特に先場所負けた横綱鶴竜、大関
稀勢の里、豪栄道はリベンジに燃えているに違いない。
14逸
<逸ノ城>
 
これまでスーパー新入幕力士は2場所目をどう戦ってきた
のか。上段が新入幕成績、下段が入幕2場所目である。
なお、千代ノ山までは東西制である。

1若左倉
1905(明治38)年 夏場所 前頭11 6勝2敗 横綱大砲に勝利→
1906(明治39)年 春場所 前頭3 2勝5敗2分

若左倉の入幕2場所目は方屋が大砲と一緒のため対戦は
なかった。当たっておかしくない地位だが、横綱常陸山
との対戦はなく、大関荒岩は途中休場のため、これも
対戦はなかった。結局関脇以下の対戦のみで2勝5敗3分
で負け越した。 

2両国勇治郎
1914(大正3)年 夏場所 前頭14 8勝1休 優勝→ 
1915(大正4)年 春場所 前頭3 7勝2敗1分

両国の入幕2場所目は対戦相手となる横綱太刀山は全休、
横綱梅ヶ谷は途中休場、大関伊勢ノ浜は途中休場・途中
出場だが、対戦はなかった。大関鳳と大蛇潟に敗れたが、
関脇玉手山に勝って好成績を残した。次の場所は関脇に
昇進した。
両国絵葉書2
<両国の絵葉書>
 
3大潮又吉
1917(大正6)年夏場所 前頭13 8勝1預 優勝同点→
1918(大正7)年春場所 前頭2 2勝1敗1預6休

大潮は出場わずか4日間であった。その中に大関栃木山
との対戦があるが敗れている。関脇の両国には勝っている。

4双見山
1941(昭和16)年夏場所 前頭11  8勝7敗 横綱男女ノ川に勝利→
1942(昭和17)年春場所 前頭4 2勝6敗7休

双見山は初日から休場。途中出場したもののわずか2勝で
惨敗に終わった。

5千代ノ山
1945(昭和20)年秋場所 前頭10 10勝 優勝同点→
1946(昭和21)年秋場所 前頭筆頭10勝3敗

千代ノ山は東西制とはいえ、初の上位戦で好成績を残した。
3敗は横綱羽黒山、関脇不動岩、輝昇に負けた。しかし、
大関名寄岩、大関佐賀ノ花、小結神風から勝利している。
次の場所は関脇に昇進している。
千代
<横綱千代の山のブロマイド>
 
6大鵬
1960(昭和35)年一月場所 前頭13 12勝3敗 初日から11連勝→
同年 三月場所 前頭4 7勝8敗

大鵬及び北の富士は系統別総当たり制である。大鵬初の
上位戦は1点の負け越しに終わった。横綱栃錦との対戦は
このときの1番のみで終わった。栃錦は本格的な相撲で
好調だったが、翌場所初日・二日目と連敗するとあっさり
引退してしまった。大鵬は大関若羽黒、関脇安念山に勝った
ものの横綱朝汐ほか三役陣に負けた。なぜかこの場所関脇
柏戸との対戦はなかった。

7北の富士
1964(昭和39)年一月場所 前頭10 13勝2敗→ 
同年 三月場所 小結 4勝11敗

小結に昇進したものの横綱大鵬・柏戸、大関北葉山・
豊山戦は全敗。5日目から10連敗と初の上位戦はまったく
歯がたたない結果で終わった。2場所後の七月場所に
関脇に昇進したがこのときは9勝6敗と見事勝ち越した。

8陸奥嵐
1967(昭和42)年三月場所 前頭14  13勝2敗→
同年 五月場所 前頭4 7勝8敗

陸奥嵐からは部屋別総当たり制である。初日から柏戸・
佐田の山・大鵬の3横綱と対戦するも連戦連敗に終わった。
しかし 大関北の富士から勝利し、最終的に7勝と1点の
負け越しという結果にもっていった。

9大錦
1973(昭和48)年九月場所 前頭11 横綱琴桜に勝利→ 
同年 十一月場所 小結 3勝12敗

新入幕の勢いはまるでなく、上位の厚い壁に当たり大敗で
終わった。大錦はこれ以後再び三役に復帰することもなく、
横綱の四股名も名前負けであった。

逸ノ城は今後どういう道を辿るのか。それは逸ノ城が
先人から何を学び、どう生かすか、彼自身の姿勢しだい
である。
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denkouriki

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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