大相撲

存在価値を示せなかった大関陣

2014年10月3日

琴奨菊、稀勢の里、豪栄道と頭数をそろえても九月場所は
大関としての存在価値をまるで示せなかった。誰一人と
して優勝争いに加わることができなく、そろってクンロク・
ハチナナ大関で終わった。大関の弱体化が当たり前に
なっている状態はけしていいことではない、

琴奨菊 
大関在位18場所 優勝争い1回 負け越し3回 1場所平均9勝

稀勢の里
大関在位17場所 優勝争い3回 負け越し1回 1場所平均10.5勝

豪栄道
大関在位1場所 優勝争い0回 負け越し0回 1場所平均8勝

琴将菊は先場所の七月場所で初めて優勝争いをした。これ
はいくらなんでも少なすぎる。1場所平均9勝は大関の
責任勝ち星10勝に達していない。琴奨菊はクンロク大関で
このままいきそうな感じである。
140926十三日目幕内 1016
<琴将菊、勢に敗れる>
 
稀勢の里は1場所平均10.5勝をあげている、大関の責任
勝ち星は果たしている。しかし、稀勢の里の素質を考える
とまことに物足りない。優勝争いが3回というのも少ない。
倍の6回はしてほしい。ときには横綱以上の存在価値を
示す気概が必要。
140923十日目I 幕内 982
<稀勢の里、宝富士に敗れる>
 
豪栄道は新大関の場所は不合格で終わった。来場所は
優勝争いをしないとずるずるとだめ大関の仲間入りを
しかねない。豪栄道は関脇14場所、大関1場所で1度も
連続2ケタ勝利をしていない。この記録はいつまで続く
のか。
140927十四日目幕内 1209
<豪栄道、宝富士に敗れる>
 
大関は昇進直前の成績だけが取り上げられがちである。
しかし、本当に大切なのは大関昇進後なのである。とも
すれば2場所連続負け越しをしない限り大関を落ちない
という規定に甘んじてしまう。メディアが何も言わない
なら、ファンが大関をしっかり見つめていくことが不可欠
である。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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