この日は雨にも関らず、当日券を求める行列が正門横の
チケット売り場から南門まで行列ができた。自由席は
全部で400席ある。そのうち50は15日間通し自由席券
として完売している。だから販売数は350席になる。ただし、
千秋楽は音楽隊などが入るため、数は減少する。
まったく寄せ付けず撃破。豪栄道に相撲を取らせなかった。
これで、1敗を守り、全勝の白鵬を追走している。13日目
の対戦相手は横綱鶴竜である。馬力型でない鶴竜が逸ノ城
にどういう相撲を取るのか、取れるのか興味深い。
新入幕力士が横綱と対戦することはめったにない。1973
(昭和48)年九月場所、前頭11枚目の大錦が14日目横綱
琴桜に勝っている。大錦は大関貴ノ花にも勝利しこの場所
殊勲、敢闘、技能の三賞を独占している。この場所は横綱
2場所目の輪島が15戦全勝で優勝している。
こうなると逸ノ城と馬力・パワー型の琴奨菊、全勝の
白鵬との一番が見たくなる。今十両は栃ノ心が全勝だが、
逸ノ城は先場所本割・決定戦で栃ノ心に負けていることを
付記しておく。