大相撲

■秋11日目 立ち合いの変化論

2014年9月25日

今場所10度目の満員御礼が下がる中、優勝に関る2番に
変化があった。

まず、1敗の新入幕逸ノ城対大関稀勢の里戦である。
この一番は逸ノ城が2度つっかけたというより稀勢の里の
立ちしぶりであったように見えた。この傾向は稀勢の里に
よく見かける。立ち合いの迷いかあるいは対戦相手を
立ち遅れさせるかけ引きか。どちらにしても感心しない。
3度目の立ち合いは逸ノ城が変化し、稀勢の里は変化に
対応できずに土俵に四つんばいになった。
140924十一日目幕内 847
次に1敗の横綱鶴竜対新大関豪栄道戦。今場所の鶴竜は
対戦相手を圧倒する強さを発揮していない。この日も例外
ではなかった。立った瞬間右に動いて豪栄道をはたき
込んだ。
140924十一日目幕内 947
こうした立ち合いの変化をやすやすとくっていては相撲に
ならないではないか。大相撲は序ノ口から幕内まで6
クラスある。幕内はそのなかでも最上のクラスである。
それが変化に対応できない立ち合いをしているようでは
最上のクラスの技術とはいえない。
140924十一日目幕内 951
立ち合いは足の位置をきめ、腰を割って下から押し上げて
相手の重心を浮き上がらせる。こうした立ち合いならば
少なくとも変化でばったりとはいかない。それどころか
実際の相手の重さより軽く感じる。立ち合いの瞬間、
観客は土俵上の2人の力士に息を飲んで目をこらして
集中する。その緊張感がほかのプロスポーツにほとんど
なく、観客を魅了させる。
※9日目に写真が入りました。あわせてご覧いただければ幸いです。
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denkouriki

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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