豪栄道が横綱に連勝している大砂嵐をあっさり寄り切って
5勝目をあげた。豪栄道は連続関脇在位が今場所14場所
で、これまでの魁皇の13場所を抜いて昭和以降最長在位
記録になった。
で、これまでの魁皇の13場所を抜いて昭和以降最長在位
記録になった。
かつては、三役在位が長いからという理由で大関になった
力士がいる。北葉山である。三役在位は12場所である。
両力士の内訳は以下である。なお、北葉山は(小結)と
ないのは関脇である。
豪栄道 北葉山
2012年 1959年
五月場所 8勝7敗 七月場所 8勝7敗(小結)
七月場所 7勝7敗1休 九月場所 8勝7敗(小結)
九月場所 8勝7敗 十一月場所8勝7敗
十一月場所11勝4敗 1960年
2013年 一月場所 9勝6敗
一月場所 8勝7敗 三月場所 10勝5敗
三月場所 10勝5敗 五月場所 7勝8敗
五月場所 7勝8敗 七月場所 11勝4敗(小結)
七月場所 8勝7敗 九月場所 11勝4敗
九月場所 11勝4敗 十一月場所9勝6敗
十一月場所8勝7敗 1961年
2014年 一月場所 8勝7敗
一月場所 8勝7敗 三月場所 9勝6敗
三月場所 12勝3敗 五月場所 11勝4敗
五月場所 8勝7敗 大関昇進
七月場所
北葉山は現代ならとても大関に昇進していない。大関の
成績は大関在位30場所、皆勤は28場所、優勝争い3場所、
優勝1回、250勝179敗21休、勝率0.583、負け越し6場所、
1場所の平均勝ち星8.7勝 大関合格からは程遠い成績
である。
豪栄道は13場所の関脇成績には2度負け越しがあるが、
東から西にまわっただけで、小結陥落を免れている。
2ケタ勝利は4度あるが連続しない。豪栄道は一番大関に
近い力士だが、決め手にかける。
大関昇進はどうあるべきか。琴奨菊が大関に昇進した
ころから一人歩きした3場所33勝はいただけない。大関は
三賞がもらえない。もらえるのは優勝だけである。優勝
争いを3場所に1度はするだけの力量と最低10勝をあげる
責任感が必要である。
豪栄道は毎場所優勝を目指すつもりで相撲に取り組ん
ではいかがだろうか。取りこぼしはできない。通用しない
相手にどれだけ差をつめたかを肌で知る。突破力は今まで