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立ち合いの変化に対する古人の教え

立ち合いの変化はやるほうよりもくう方が悪いと5月31日
の「かくありたい立ち合い」で書いてきた。白鵬・朝青龍
も変化されたことはある。さすがに両力士は体勢を崩すこと
なく残して反撃して勝利してきた。立ち合いの変化は効果が
なかったことになる。特に成長一途の若い力士は小手先の
勝利に走ってほしくない。
NHKの解説者だった玉の海梅吉氏は「わたしらのころ
(年2場所)はもったいなくて変化はできませんでしたね。
稽古で培ってきたものを発揮することなく、いちかばちか
の勝負はかけられませんでした」と語っている。
双葉山は前頭のころ横綱・大関に対してまともにあたって
負け続けた。けれんや作戦相撲はけして取らなかった。
相手との力の差を肌で感じていた。後援者が一度は横綱・
大関に勝ってほしくて奇襲を進めたが、「前より通用する
ようになりました」と言って常に真っ向勝負をした。
そして1度勝ち出したらもう負けなかった。
古人の教えは現代に十分通用するのでは。
<写真は玉ノ海(現役は「ノ」の字)のブロマイド>
玉ノ海

 

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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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