大相撲

■春千秋楽 横綱の問題点

2014年3月25日

14勝1敗で初優勝した鶴竜の横綱昇進は決定的だ。
鶴竜は予想を超える相撲でよくやったと思う。
初優勝は心から祝福したい。しかし、横綱に関しては
どうしてもいっておきたいことがある。

2場所好成績をあげただけで横綱と騒ぐのはいかがな
ものか。横綱の地位を低いものにおとしめている
だけである。連続優勝で横綱に昇進した琴桜が横綱
としてどういう成績であったかいうまでもあるまい。

横綱乱造時代はあわや5横綱勢ぞろいという歴史が
あった。5横綱はいけないということで東富士が
引退し、実現しなかったが、そうでなければ5横綱が
存在していた。

横綱が抱えている問題点は
1.品格・力量抜群と2場所連続優勝がイコールで
ない点。横綱の昇進規準自体が矛盾を抱えている。

2.昇進後横綱の責任と使命が果たせるのか、
見通しがまるで検討されていない。

3.同じ横綱でもあまりにも差がありすぎる。
例えば双葉山と武蔵山など数え切れないほどの例が
あらげられる。これは横綱という地位の価値にかなり
ばらつきがあることを露呈している。

4.成績が悪ければ引退というがどの程度の成績を
さすのか不明。

弱い横綱、物足りない横綱はなぜ生まれるのか。
その責任は誰にあるのか。横綱のありようは考え
直さねばならない時期にきている。
140323千秋楽表彰 050

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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