大相撲

◆問題点を探る 大関陥落制度を考察する3

2014年3月17日

これまで昭和初期の変則番付編成による大関陥落の
実情をみてきたが、これより本論にはいる。大関陥落
規定に相撲通・相撲愛好家から実に様々な意見が出て
きた。各者各様だが大きくわけると現状緩やか派、
現状派、現状打破派に分かれる。これらが大関を
特別な地位とするものなら大関を特別な地位としない
考え方も出てきた。

■現状緩やか派
●大関昇進は直前3場所だから落ちるのも3場所

基準の見直しについては賛成である。ただ、厳しく
することについてはちょっと待っていただきたい。
大関の相撲を見る限り、特別な強さを感じないし、
大関陥落の基準を厳しくすべきという意見が出て
も当然もしれない。しかし、大関昇進は直前3場所で
33勝以上あげなければならない。昇進には3場所
かかるのだから陥落も3場所連続負け越しでいいと
思う。

●けがを直す期間を設け3場所連続負け越し

以前、公傷制度があった。本場所でケガをした場合、
次の場所を全休しても負け越し扱いにならなかった。
なくなった今、3場所連続負け越しで陥落とすると、
負傷した大関は翌場所は出場せず、その次の場所で
出場することができた。ケガを直す時間を十分に
取ることで大関相撲が取れると思う。そのため、
3場所連続負け越しで関脇に陥落するという規定に
したらいいと思う。
<2場所連続負け越し4回の琴ヶ浜のブロマイド>
3琴ケ浜

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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