大相撲

もし、関取昇進に年齢制限があったなら

2014年2月6日

今年の一月場所の番付に載っている力士数は609人で
ある。付け出し、番付外はカウントしていない。
三月場所は就職場所といわれ、五月場所の番付掲
載力士数は増加が見込まれる。ところで力士数609人は
多いのか、少ないのか。2011年から2013年の力士数と
比較してみよう。

                2013年  2012年 2011年 
一月場所  613         625        676 
三月場所  605         621        中止 
五月場所   637         647        643※技量審査場所
七月場所   626         645        650 
九月場所   623         641        638 
十一月場所 616         623        632 

2011年から2014年の一月場所までの平均は約632人で
ある。平均以下の数値で減少傾向にある。ところで、
力士構成で気になる点がある。それは年齢である。

将棋の世界は四段からプロで六級から三段までは
奨励会に属する。奨励会に入っている者は誕生日が
怖いという。なぜなら26歳までに四段にならなければ
退会しなければならないという規定があるからだ。
新しい人生を踏み出す年齢として一線を引いている
のだろう。

転職の世界では、35歳くらいまでならまだ求人が
ある。28歳以上なら新人としてではなく一般的に
キャリアを求められる。

仮に26歳までに十両になれなければ引退を元十両を
除く幕下以下力士にあてはめるとどうなるか。約175
人が現時点で該当してしまう。これでは大相撲の
屋台骨が揺らぐという懸念とともに関取の道が見通せ
ないならば第二の人生に踏み出してもらいたいという
思いもある。幕下以下の力士全員の十両昇進はない
のだから。
140119八日目幕下以下 182新弟子

 

当サイトはブログランキングに参加しています、どうか応援をお願いいたします!

【ブログランキング】で、土俵の目撃者を応援して頂けるかたは↓をクリック


【日本ブログ村】で、土俵の目撃者を応援して頂けるかたは↓をクリック
にほんブログ村 格闘技ブログ 相撲・大相撲へ
にほんブログ村
  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

-大相撲

Copyright© 土俵の目撃者(毎日更新) , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.