大相撲

■十四日目 鶴竜の相撲内容を分析する

2014年1月26日

鶴竜が立ち合いを制し、稀勢の里をはたき込んで
1敗を守った。これで全勝の白鵬と千秋楽、優勝を
かけた結びの一番ががぜん注目の取組となった。それに
しても鶴竜は1敗のままよくここまできたもの
である。その点はよくやったと評価できる。

次に相撲内容を見てみよう。今場所特に強くなった、
うまくなったという相撲はそうない。だから勝っては
いたが勢いが感じられなかった。引き、はたきも
あった(豊響戦、勢戦、豪栄道戦、稀勢の里戦)。
物言いがつくきわどい一番もあった。
よかった内容は琴欧洲戦、碧山戦、豪風戦、琴奨菊戦
である。鶴竜十分の体勢をつくり、積極的に攻め
たてた。

十四日目までの相撲内容を5点法で採点してみた。
基準はどれだけ自分の力を発揮したかである。小数点
0.5まで区切って採点したのが以下である。
初日  隠岐の海 2点 二日目 千代大龍 3.5点
三日目 栃煌山  3.5点 四日目 豊ノ島  3.5点
五日目 豊響   2.5点 六日目 安美錦  3.5点
七日目 琴欧洲  4点 八日目  勢   3.5点
九日目 碧山   4点 十日目  豪栄道 3点
十一日目豪風   4点 十二日目 松鳳山  3.5点
十三日目琴奨菊  4点 十四日目 稀勢の里 3.5点

鶴竜の十四日目までの相撲内容は平均3.43である。
千秋楽の白鵬戦は最高の相撲を期待する。
140125十四日目幕内 978

 

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denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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