大相撲

■千秋楽 白鵬対鶴竜戦を斬る

2014年1月27日

白鵬 横綱 優勝27回 193センチ 151キロ
右四つ 寄り 反応の早さが強み デビューで
負け越して横綱になった珍記録の持ち主 

鶴竜 大関 優勝同点1回 186センチ 150キロ
右四つ 下手投げ 技巧派 入門志願の手紙を日本に
送るエピードをもつ

14戦全勝白鵬か1敗で追走する鶴竜かこの日の取組は
結びの一番に注目が集まった。仕切りを繰り返して
ついに制限時間。観客が湧き上がる中、両者立ち
あがって右四つにいく白鵬、左まきかえにいく鶴竜、
一度回りながら離れ、再度四つにいくとき鶴竜左差し
から右差しともろ差しになり、一気に西土俵に寄り
立て寄り倒しで圧勝。白鵬の敗因はこれしかない
という鶴竜のもろ差しをやすやすと許したことに
尽きる。

優勝決定戦 前日から鶴竜が優勝した場合の優勝
パレードのコースが関係者で検討されていた。
しかし、館内の雰囲気は白鵬の優勝が圧倒的で
あった。決定戦、立ち合いを制したのは白鵬。
差して争いから左四つ。白鵬上手は手前のいい位置を
取る。鶴竜上手取れず、白鵬寄り立て寄り倒しで
優勝を決めた。

白鵬は本来本割で優勝を決めるべき対戦相手で
あった。痛恨の1敗で、全勝とは天と地ほどの差が
ある。それができなかったということはその認識が
薄かったのだろうか。

鶴竜は今場所よくやったが、綱取りは問題にもならない。
横綱は力量抜群であるべき存在。常に優勝争いをし、
最低でも12勝をあげられないと責任をはたせない。
二場所好成績はその域ではない。

140126千秋楽幕内 1487

 

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denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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