2位 わずか3場所で入幕の遠藤 人気爆発
日本人で期待がもてる遠藤の出現に相撲人気は
急上昇した。3場所で入幕という驚異の新人ぶりと
四股のさい足が高くあがり、柔らかさと美しさを
兼ね備えていることが拍車をかけた。
幕下10枚目格付け出しでスタートした幕下時代
2場所はともに5勝2敗と目立った成績は残して
いない。しかし、十両1場所突破(14勝1敗で優勝)
して状況は一変し、一躍注目されることになった。
最近の学生相撲出身力士は全般的に思ったほど伸びて
こない。スピード出世した常幸龍の現状は横綱・大関
との対戦はいまだなく、寂しい限りである。遠藤は
どうか。相撲は難なくこなし、粘りもあるが、反面、
鋭い決め手はまだまだである。2014年は真価が問われる
1年になる。
H氏が2位、T氏・M氏が3位、A氏・S氏が4位に
あげている。
<写真は九月場所対舛ノ山戦>
1位 32回優勝 大横綱元大鵬が急死
一月場所7日目訃報がはいってきた。元横綱大鵬が
都内の病院で心室頻拍のため死去した。72歳であった。
優勝32回、6連覇2度、45連勝(誤審のため本当は
48連勝+α)と数々の記録とともに一時代を築いた
大横綱であった。
1960年一月場所、新入幕の大鵬は初日から11連勝と
将来の大物を予見させた。その年の十一月場所、
関脇で早くも優勝。関脇以下で優勝しながら三賞を
もらえないという珍記録をつくった。(朝汐についで
史上二人目)それほど大器と見られていた。
「巨人・大鵬・卵焼き」というキャッチフレーズが
生まれるほど人気があった。常勝横綱で王者と
いわれた。横綱晩年は休場後よく優勝するので
不死鳥といわれた時期もあった。優勝30回を達成後
一代年寄大鵬が協会から贈られた。
引退後は親方として関脇巨砲、幕内嗣子鵬などを
育てた。2月26日、国民栄誉賞が政府から贈られ、
夫人と白鵬が出席した。
なお、横綱で80歳以上で亡くなられた方は4人、
74歳で亡くなられた方が2人。横綱はまだまだ
長生きが難しいようだ。
T氏・S氏が1位、M氏が2位、A氏・H氏が3位に
あげている。
<写真は大鵬死去の号外>
(この項目終わり)