今年(2024年)は大の里が入幕した。三賞は8連続受賞した。それ
だけではない。関脇以下で2回優勝した。スピード出世し、入幕6
場所後に大関に昇進した。大型ホープにわいた1年になった。
大の里に続く明日のホープは誰か。今年(2024年)関脇・小結に最
も在位したのは大栄翔である。関脇3場所小結2場所である。次が
阿炎で関脇3場所、小結1場所である。2力士とも実力者であるが、
大栄翔は31歳、阿炎は30歳である。
明日のホープはもっと若い世代を選択したい。幕内では尊富士をあ
げたい。ご存じ十両優勝によって十両を1場所で突破し、新入幕優
勝を達成した。その後全休、十両で1場所2度休場して勢いが止ま
った感がなくもない。
だが、十両で再び優勝して幕内に復帰した。幕内では10勝5敗と大
関戦がありながら、2ケタ勝利をあげた。膝から下は細いが、前へ
の攻めは鋭い。上位に上がってどういう相撲が取れるか。その結果
次第で将来が見えてくる。
さらに新十両の安青錦に期待したい。ウクライナから来た力士であ
る。新十両で10勝5敗と2ケタ勝利をおさめた。1年間で41勝9敗
の成績を残した。勝敗差〇32である。
幕下は体も技もある程度できあがっている。そのため幕下では壁に
あたることが多々ある。安青錦はその幕下を18勝3敗で突破した。
まだ体は細いが、スピードと技で勝っている。驚異の新星安青錦の
成長は大相撲を面白くする。