3日目から高安が休場した。初日の取組が発表され
たときは朝乃山と尊富士の2人だった。これだけで
も小結と先場所優勝者でかなり痛手である。それか
ら3日経って関取休場者は7人に拡大した。あまり
にも短期間での増大である。
影響は取組に出る。横綱大関を欠くと好取組が組め
なくなる。結びは横綱でないとどうも様にならない。
取組数が減少する。3日目は不戦勝不戦敗を抜くと
幕内は18番だった。なお、十両の北の若、島津海は
4日目から出場する。
土俵の方はまず、逆転の妙技から。阿武咲対宇良戦
である。西土俵に詰まった宇良が肩透かしの逆転勝
ちで3連勝となった。
期待の若手大の里に翔猿が組まれた。大の里は負け
越しなしで小結まできた。場所前20歳未満に飲酒を
すすめた騒ぎが明るみになった。汚名返上といきた
いところだが、協会の処分はどうも基準があいまい
である。
相撲は立ち合い左へ動きがあったが、大の里は落ち
着いて捕まえ右四つ。前に出て寄り切った。
連日いい相撲を取っている平戸海は琴櫻とぶつかっ
た。平戸海は果敢位せめたが、琴櫻は落ち着いてま
わり込んで組み止めた。最後まわしを離し、押し出
した。
3大関中2大関が1勝2敗のお寒い展開になった3
日目の土俵であった。