2日目から横綱照ノ富士と大関貴景勝が突然休場し
た。ともに出場は1日限りだった。
照ノ富士は、本当は初日から休場予定ではなかった
のか。ところが、一月場所優勝者として優勝額贈呈
式、優勝額掲揚の行事をこなさなければならない。
初日から休場なら師匠伊勢ヶ濱(元旭富士)が代行
しなければならない。先場所優勝の尊富士に続いて
照ノ富士の代行と二人分ではさすがにセレモニーと
して絵にならない。そこで照ノ富士は1日だけ出場
に踏み切らなくなった事情があったのでは。
貴景勝は今年3場所すべて休場となった。先場所は
8勝した後の休場だった。1年に1回休場の貴景勝
の法則はくずれた。成績は10勝7敗3不戦敗25休で
ある。出場17に対し休場は28である。貴景勝の限界
をみる思いである。
土俵はまず、豊昇龍が阿炎と対戦した。それはまる
で前日の大関敗戦をひきずるような相撲であった。
阿炎の一気の攻めに豊昇龍はなすすべがなかった。
霧島は気合が違った。平戸海の攻めをしのぎ、逆襲
で正面土俵に押し出した。霧島は角番だけに連敗が
できない状況だった。
琴櫻は熱海富士相手に立ち合い一瞬で勝負をつけた。
決まり手は肩透かしであった。今日の琴櫻はうまく
さばいた。
場所はまだ始まったばかりで先は長い。横綱大関で
2人休場のなか、大関のなかから優勝争いに加わる
力士が一人でもでてきてほしい。