優勝から一転角番となったのが貴景勝である。貴景
勝は6度目の角番である。1度は失敗して関脇に降
格している。大関在位22場所中7場所負け越してい
る。
貴景勝の法則というのがある。
押せなくなったときは危ない。
1年に1回は休場する。
一時は幕内中位・下位で勝ち上がってきた力士に勝
てないというのまであった。
近年大関の角番が話題になることはほとんどない。
8勝というレベルのクリアと大関が負けても不自然
と思わない空気ができている。2場所8勝22敗で大
関は守れるとはよく言われた言葉である。関脇以下
より甘い。この甘さが大関を弱くしているという見
方がある。
貴景勝の角番の成績はどうであったのだろうか。
全休
8勝4敗3休
10勝5敗
8勝7敗
8勝7敗
角番優勝はない。もっとも角番優勝はまれである。
8例に過ぎない。
貴ノ花父子
小錦
魁皇
千代大海
栃東
琴欧洲
豪栄道
平成28年九月場所を最後に出ていない。
貴景勝の角番はよくて10勝である。全体的には8勝
が目立つ。結論、来たる五月場所の貴景勝の期待値
は8勝程度になる。