■23春9日目 本日のメインエベントは琴ノ若対正代

9日目のメインエベントは全勝翠富士対5勝3敗の宇
良ではない。1敗大栄翔対1勝の玉鷲でもない。どち
らもわくわく感がない。そして予想通り翠富士、大栄
翔が順当に勝った。

正代、琴ノ若を追い込みきれず
<正代、琴ノ若を追い込みきれず>

小結琴ノ若対正代の2敗同士のサバイバルの一番、
これこそ9日目のメインイベントである。3敗にな
った力士は現時点では優勝から遠ざかる。琴ノ若、
正代ともに右四つだが、すんなりいかず、相撲は牽
制で始まった。右四つ気味になると正代下から攻め
て西土俵に琴ノ若を追い詰めるも決め手に欠ける。
琴ノ若逆襲。四つ身がとかれ、突き押しで応戦。最
後、押し倒しで勝負を決めた。琴ノ若は2敗を守っ
た。

琴ノ若が正代を押し倒す
<琴ノ若が正代を押し倒す>

結びの一番は横綱・大関の休場により、3関脇が交
代で務めている。しかし、関脇が結びの一番ではど
うにもしっくりこない。また若隆景、豊昇龍、霧馬
山は現時点では優勝争いできない成績である。若隆
景は5敗で完全に脱落している。

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10日目、全勝翠富士は翔猿戦である。三役にはちが
いないが、翔猿は4勝5敗である。このままでは翠
富士は強者が少ない対戦で優勝達成か。それとも11
日目から大栄翔、琴ノ若、正代、若元春、霧馬山、
豊昇龍と対戦するのか。残り5日間では5人としか
対戦できないのは自明の理。

ほかに遠藤、高安が2敗である。高安は4勝4敗の
碧山を倒して連敗をストップした。それにしてもこ
のベテランを翠富士、高安にぶつける意図は何だろ
うか。理解に苦しむ。両力士の今後の取組も気にな
る。

高安、碧山を倒して連敗ストップ
<高安、碧山を倒して連敗ストップ>

場所は連日満員御礼である。だが、取組編成に上位
の割崩しを含め、失敗だと白け場所になりかねない。
それだけは御免蒙る

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この記事を書いた人

日本経済新聞で15年間記者を務め、日経HRの編集者を経て独立。現在は大相撲を専門に取材するフリーライター。ほぼ毎場所、自ら土俵際で撮影している。にほんブログ村 相撲・大相撲カテゴリでランキング1位。

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