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■23初 5日目 豊昇龍、大栄翔の突きに苦杯

押し相撲は怖い。4勝豊昇龍対1敗大栄翔は、豊昇
龍が立ち合い勝って踏み込んだ。だが、大栄翔の逆
襲の強烈な突き押しで一気に白房下土俵に豊昇龍を
突き倒した。豊昇龍は立ち合い二の矢がなかった。
逆に大栄翔は立ち合い負けしたが、体勢はくずれず、
すぐ反撃に出たのが勝因となった。

<豊昇龍、大栄翔に敗退>

昭和48年七月場所は大受の押し相撲旋風が吹きあれ
た。大受が史上初の三賞独占した場所である。新横
綱輪島は大受に対して前褌を取って押しを防いだ。
大受の激しい抵抗にも最後まで前褌を離さず、押し
を封じだ。現代大相撲ではこうした相撲を取れる力
士は残念ながらいない

結びの一番は1敗同士の貴影勝対玉鷲である。立ち
合いがあわず、3度も繰り返した。これだけで白け
た気分になった。期待感も薄れた。相撲は激しい攻
防戦とはならず、貴景勝の一方的な相撲となった。
やっと立ってこの結果である。しらけ気分はしばら
く抜けなかった。

<白けた玉鷲対貴景勝>

阿炎の破壊力はますます増大している。5日目、若
隆景を相手につぶすような突き押しが炸裂した。若
隆景はひざから崩れた。若隆景の大関ないとばかり
の強烈なパワーだった。

<阿炎、若隆景を圧倒>

序盤戦が終了し、上位は全勝阿炎、1敗貴景勝、豊
昇龍、大栄翔となった。
貴景勝6-2豊昇龍
貴景勝2-6阿炎(優勝決定戦含む)
豊昇龍4-1阿炎
大栄翔7-7阿炎
阿炎は貴景勝に対して勝ち越している。6日目は貴
景勝と阿炎が早くも激突する。

優勝はまだ見えないのは当然である。8日目あたり
でカタチが見えてきそうである。

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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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