名古屋に赴いていると、情報の変更に気がつかない
点が出ることがある。千秋楽といえば場所のクライ
マックスであり、特別な日である。協会ご挨拶があ
り、各段優勝者の表彰がある。さらに是より三役、
幕内優勝の表彰がある。優勝者のインタビューが聞け
る。
その翌日の月曜がなんと新聞休刊日なのである。これ
はいささかしらける。通常は第二日曜の翌日が多い。
以前は第一日曜の翌日の月曜であった時期があった。
今回第二日曜に参議院選挙があり、変更したのであろ
う。それがよりによって千秋楽の翌日なのだからしま
らない決定である。
もっとも新聞休刊日でもコンビニではスポーツ紙は
販売されている。ただ、それでもそうはいかない事情
の方もいるであろう。そもそも新聞休刊日は時代に
そった処置なのだろうか。新聞は配ることなく、家で
見られる。あるいは購入しやすいものになってもおか
しくはない。新聞販売店の運営をどうするのか、と
いう問題は残るが。
テレビ放送にも変化があった。NHKのハイライト
番組、幕内全取組の開始時刻がまちまちであった。
最近は定刻が続いていたので珍しいことだった。初日
は選挙の影響でBS1のみの放送であった。15日間
予約録画しておく身としては地方場所の大相撲中継
情報をみておいたのであらかじめわかってはいたが。
地方場所はカラー読物が会場で配布される。名古屋
場所特有の2色の取組表とともに配られた。ところ
がそれは8日目までで、9日目以降にはなくなって
いた。思いおこすと三月場所も同様であったように
記憶している。それ以前はおいてあってお客さんが
自分で取っていた。マニアは収集している方もいる
だけに、なんともさびしい後半であった。
酒1本、軽食は黙食でが、途中から飲食禁止になる
など変貌が多い名古屋場所事情であった。