一月場所、朝乃山が10勝したことで三月場所
は大関昇進をかける場所のような雰囲気が
出ている。大関が貴景勝一人ということが
流れを加速している。しかし、朝乃山は大関
を狙える相撲内容だったのか。改めて検証
してみる。
そこで朝乃山の15日間を採点してみる。点数
は5点制で、細かく採点するため、小数点
0.5まで採用することにした。採点は勝ち
負けではなくあくまで相撲内容である。
初日 御嶽海 4点
立ち合いは御嶽海が優ったが、朝乃山腰は
くずれない。御嶽海のはたきにつけいって
右四つで休まず攻めたのが勝因。
2日目 玉鷲 3.5 点
玉鷲の突き起こしから突き合い。朝乃山に
はたきがでたが、素早く左ざし深く、ふと
ころに入って勝負を決めた。
3日目 隠岐の海 5 点
朝乃山素早く右四つ一気の寄り。文句なしの
相撲。
4日目 阿炎 2 点
阿炎の回転の速い突っ張りから一気の攻めで
朝乃山くずれる。阿炎の突っ張りののど輪が
ヒットしたことが勝負に影響した。
5日目 遠藤 1.5 点
朝乃山、左四つ速攻に敗れる。何もできなか
った。遠藤のうまさ勝ち。
6日目 妙義龍 3.5 点
動きのいい妙義龍を右四つに組止めたことが
ポイント。
7日目 北勝富士 5 点
朝乃山、鋭い踏み込みから右ざし、一気の
寄り。素晴らしい相撲内容だった。
8日目 正代 2.5 点
朝乃山あたって突っ張るも、正代が逆襲で
左ざし。朝乃山出るところをひねりつぶす
ようなすくい投げ。相撲が強引だった。
(この項目続く)
歴史番組の録画を見ています。
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