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■秋10日目 5人が2敗で並んだ日

8勝1敗明生対6勝3敗新入幕剣翔、8勝
1敗隠岐の海対4勝5敗佐田の海、まったく
興味がわかない取組である。しかし、勝負は
剣翔と佐田の海が勝った。それは結果であっ
て、それでも取組的にわくわく感がないこと
に変わりなかった。2敗になっても明生と
隠岐の海はまだトップである。11日目、明生
は石浦戦、隠岐の海は剣翔戦。この程度の
取組しかつくれない審判部ならいらない。
190917十日目幕内 280
<明生、剣翔に敗れ2敗>

隣のマス席の相撲通は言った。「幕下以下は
相星を原則とした取組編成をおこなう。幕内
中位、下位の好成績者は上位の同成績者か
近い成績者と対戦していくことをきちんと
方針にすれば、こんな白けた取組はなくせる」
と提案した。傾聴に値する意見である。
いくら幕内中位・下位で星をかせいでも、
強者の証明にはならない。強豪力士を倒して
こそ強者の証明になり、優れた勝ちとして
優勝につながるのである。強者でもない力士
の優勝は御免こうむりたい。
190917十日目幕内 1144
<御嶽海、玉鷲に勝って2敗を守る>

上位2敗組はいずれも勝った。朝乃山は志摩
ノ海をよせつけず、どんどん前に出て寄り
切って勝った。御嶽海は玉鷲に攻め込まれ、
引いたが、うまくまわりこんではたきこんだ。
髷をつかんでいないか、物言いがついた。
髷はつかんでおらず、御嶽海の勝利となった。
貴景勝は正代をまっこうから押し倒した。
190917十日目幕内 1203
<貴景勝の押しが正代を圧倒>

ただ、この三者は既に対戦を終えてしまって
いる。そのため盛り上がりがどうしても欠け
る。残りの対戦相手は以下の見込みである。
御嶽海対豪栄道、栃ノ心、遠藤、隠岐の海、
明生のうち4番
貴景勝対豪栄道、栃ノ心、阿炎、隠岐の海、
明生
朝乃山対北勝富士、友風、玉鷲、隠岐の海、
明生
残り5日間果たしてどう展開していくのか。
いよいよ目が離せなくなってきた。

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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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