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大関在位2場所後の運命

貴景勝が途中休場、全休で大関を2場所で
明け渡すことになった。言うまでもなく大関
2場所は最短である。大関不十分のイメージ
がある栃ノ心でさえ5場所だった。貴景勝の
心境はいかばかりであったろうか。
181226赤ちゃん抱っこ 355
<貴景勝>

大関が2場所連続負け越しで降格の規定は
昭和2年の東西合併以降始まった。新大関
から2場所連続負け越して降格した大関が
いる。戦前の出羽海部屋の力士、五ッ嶋で
ある。新大関の場所5勝5敗5休。両膝の
故障であった。
翌場所7勝2敗までいきながら、6連敗して
負け越した。当時は降格場所で10勝以上なら
大関に復帰できるという規定はない。その後
五ッ嶋はどうなったか。翌場所関脇で全休
してそのまま引退(廃業)してしまったので
ある。29歳であった。
五ツ島
<五ッ嶋のブロマイド>

大関2場所の運命となったのは、武双山で
あった。新大関の場所腰椎椎間板障害で全休。
翌場所はフル出場したが、4勝11敗と大敗
した。平成12年のことである。武双山は降格
した関脇で10勝をあげ、大関に復帰した。
その後25場所大関を務めたが、ついに優勝は
なかった。
貴景勝は九月場所で10勝以上あげられるのか。
夏巡業は休場して九月場所に臨むことになる。
押し相撲は特に稽古十分で臨まないと好成績
は難しい。10勝あげられなかったときは大関
再チャレンジになる。魁傑の道を歩むことに
なる。ただ、貴景勝はまだ若い。最終的に
到達する点の高さを求める志で臨んだほうが
いいように思える。

食欲がおちています。

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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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