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現代チケットネット事情

あるオークションサイトで土曜日のマス席C
が4枚で6万8千円の値をつけたのには、
驚かされた。東京場所でマス席Cは通常3万
8432円である。オークションというカタチを
とると人気の土日は破格の値段がつきやすい。
だからといって、あるオークションサイトは
数を出品すれば、ダフ行為とみなされ、入札
者がいても自動的に画面が消されてしまう。
チケット専門サイトはその点即決対応のケー
スが多い。といっても土日はやはり高額で
ある。あるチケット専門サイトは、これまで
チケットの定価を記入させていた。定価と
いうのは、チケットに書かれた額である。
マス席Cなら1枚9500円である。ところが
実際はコンビニで購入すると、1枚につき、
108円が発生する。消費税が10%に上がれば
110円になる。インターネットはもっとする
という。
チケット
さらにチケットの某先行予約でチケットが
当選すると、システム利用料、発券手数料、
特別販売利用料がかかる。マス席Cが1枚
あたり1万338円にふくらむのである。これ
を加味してもいいことになった。今までは
条件が違うものを額面のチケットの定価と
して記入させられていた。これが上限値段に
反映させるためは、記入した額が適切か否か
という判断がサイト側に求められてくる。
またチケットに連絡先有無を記入する欄が
できたという。他のサイトでは最初から掲載
できないモノとして、はずす指示が出されて
いる。これは大相撲のチケットにはない内容
である。コンサートあたりに見られる転売を
防ぐ手段として取り入れていると耳にした
ことがある。
五月場所
<五月場所の案内>

チケットの規制法が昨年12月に成立し、今年
の6月14日から施行される。そのなかには
スポーツも入っている。罰則も適用される。
これを受けてサイト側がどう対応するのか。
しないのであれば、コンプライアンスの問題
になりかねない恐れがある。
相撲ファンの目線から見ると、転売屋のダフ
行為がなくなることは歓迎すべきことである。
さらにもう一歩進むことはできないだろうか。
コンビニにしろ、インターネットの発売
当日の一定指定時刻内にしろ、先行予約に
しろ、席指定がまるでできないことが弱点で
ある。今のチケットはファン不在のなかで
販売されている。古きよき時代より後退して
いるのは間違いない。

福岡に荷物を送りました。

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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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